違法な車輸入業者が道路を渋滞させる

違法貿易業者は輸入した車両を道路に駐車し、多くの必要経費なしで済ませていると合法の新車輸入業者は述べた。この違法な輸入が、運転手のための駐車場を占領し、町の渋滞を悪化させている。

ヤンゴンで駐車場所を見つけることが、かつてないほど困難になっているとしたら、輸入業者が非難されるだろう。
自社駐車場を設置し、規則に従っている輸入業者がいる一方で、売買取引が行われるまでの間、公共の場所や道の空いているところに商品である車を駐車しておく業者もいる。
非公式の業者は、不正に規則を避けて、規則に従うことで発生するライセンス料や税金の支払いを避けていると合法の輸入業者は述べた。
「輸入した車を、道路に駐車するだけであれば、政府に税金を支払う必要が無くなる」とAung Thein Than dealersの社長U Aye Htunは述べた。
「しかし彼らは商売をしている人々である。彼らは法律に従うべきだ。政府もまた強制的に厳しくすべきで、そうすれば税収を得ることができる」。
すべての国民は、身分証明書に基づき1台の車両を無料で輸入することができる、これは、2012年に導入された規則である。ブローカーに身分証明書を使用することを認め、見返りに金銭を得る人々もいる。
輸入する車両の許可は、中古車との取り換えでも与えられる。
この規則が導入されてから、車市場は急上昇した。道路交通行政局(RTAD)から入手した最近の統計によると、ミャンマー全域で70万台以上、ヤンゴン管区で48万台の車両があり、ここ数年で急激に増加していることを示している。2012-13年に331,500台の車両が国に登録されたと、前回のイプソス(Ipsos)の報告で述べられている。
路上での車両販売業者は、ショールームや適切な駐車場代を削減しているだけでなく、顧客との問題も引き起こしているとU Aye Htunは述べた。
「彼らの車販売は路上で行われているだけである。販売者が良い人なのかそうでないのか、購入者の車に問題に生じたとき責任は誰がとってくれるのか、分からない」と彼は述べた。
「また、彼らは車の費用を削減することができるので、我々は、車両の値段では競争することができない」。
それらの輸入業者は、何処に車両を駐車するかを見つける才能がある。閉鎖された建物のような広大な駐車場や、毎日少額の駐車料金を払って道路に駐車している人々もいる。郊外では脇道に駐車している。
「脇道に駐車することで、地元住民との問題を引き起こしている」とU Aye Htunは述べた。「私の意見としては、それらの販売者から購入する人は車市場を理解していないと思う」。
政府は新車両法の草案を通して、これらの行為に反撃している。7月3日の国営新聞で、全ての車両輸入業者、販売者、整備者は、道路交通行政局からライセンスを取得しなければならないと述べた。
同局は、ライセンスを与えたり拒否したりする権限を持つが、ライセンスを取得した業者が法律を無視した場合に、その業者に対して取るべき措置については、新車両法の草案には記載されていない。
多くの販売業者はショールームの場所を見つけたり借りたりする余裕がないため、路上で販売していると、ミャンマー自動車製造・販売業者協会(MAMDA)の会長U Soe Tunは述べた。これは政策に反しているし、法律に従っている業者とのトラブルの原因になる。
「現在政府は新しい草案を発表しており、それは、この問題の解決を支援するものとなるだろう」。
新車は結局、中古車のためにとっておいたコンパウンドに行き着くことになるとブローカーは述べた。
「私たちの駐車場に駐車している新車の輸入業者がいるが、彼らは規則を知らない。新車の輸入業者はセールスセンターを必ず開かないといけないことを知らないのだ」と中古車販売業者のU Aung Than Winは述べた。
駐車されているすべての車が渋滞の一因となっていると、不満を訴えるヤンゴン市民もいる。
「(車の)品質や価格が気に入れば、人々はこれらのビジネスの支援を続けるだろう」とKyauktada地区の住民、Ko Aung Kyawは述べた。
しかし、近隣に駐車されている全ての車両が、通勤時間を長くさせ、大規模な交通渋滞の一因となっていると述べた。
また市民は政府に税金を支払う準備をすべきで、空いている区間は、ダウンタウンでの駐車場を純粋に必要としている人たちのために空けておくべきである。
Ko Aung Kyawは、当局による行動が、問題に取り組むただ一つの方法であると考えていると述べた。
「ヤンゴン開発委員会は何が起こっているのか認識して、行動を取るべきだ」と彼は述べた。
(Myanmar Times 2015年 7月9日版 第9面より)