ミャンマー中央銀行による為替レートの公表

ミャンマー中央銀行(CBM)のプレスリリースによると、 CBMは2月4日以降、市場ベースの為替レート、又は一日の実際の市場レートを公表するとのことである。
2月4日から、米ドルに対するミャンマーチャットのCBM参照為替レートは、その日の銀行間及び銀行と顧客間の取引の加重平均的為替レートとして計算される。
CBMの目的は為替レートの短期的な変動を管理することである。
2月3日まで、CBMの参照為替レートは2012年に為替市場の発展を促進するために導入された、銀行間取引の外国為替市場の最低限の利益率に基づいていた。
競売においては、銀行間取引市場は、2013-2014年には1,000万ドルであったが2017-2018年には20億ドルに拡大し、成長を続けている。
「したがって、CBMの国際的なベストトプラクティスに基づく市場ベースの加重平均レートとして、参照為レートを決定することにより、CBMは新たな発展段階に向かっている」と、CBMは声明で言及している。
CBMはまた、その日のデータが利用可能となった時点で、参照為替レートの公表時刻を午後4時に変更する。現在のシステムでは、CBMは前営業日の加重平均レートを使用し、翌日の朝に設定していた。このような方法は、週末や特に長期間の休日があるときに時価為替レートとずれを起こす可能性があるとCBMと述べる。
「新たな参照の方法では同日に発表されるので、為替調整ミスを避けるのに役立つといえる」。
CBMはまた、ミャンマーチャット以外の外貨の参照為替レートを計算して公表している。これは、国際市場または発行国の国内銀行間外国為替市場のレートに従って決定される。
「参照為替レートは表示レートであり、外国為替市場への参加者は、外国為替市場でそれを利用する必要はない」と声明で述べている。
一般向けのデータ可用性を高めるために、CBMはまた、毎日の名目実効為替レート及び毎月の実質実効為替レートに関する最新のデータを公表する。
CBMのウェブサイトによると、2月4日の最終参考為替レートは1ドルあたりK1519であった。
(Myanmar Times 2019年2月4日版 第4面より)