ヤンゴンの工場がストライキ労働者を解雇

韓国の鞄製造工場であるCMFは、2019年1月29日までにストライキを行う労働者に対し、仕事に戻るか解雇対象となるか結論を出すよう警告したと同社の上級幹部は1月27日に述べた。
「仕事に戻るよう彼らに3回警告した。今回、彼らが戻らなかった場合、彼らは補償なしで解雇されるだろう」と、CMF Myanmar Factory第1工場の人事部長 Aung Myo Kyaw氏は述べた。
労働者との争議が始まる前に、会社は業績不振により工場を閉鎖することを計画していたと彼は付け加えた。
Aung Myo Kyaw氏は、工場が完全に閉鎖されることはなく、操業を継続することを保証した。厳重注意を受けている労働者を解雇してから約2週間の間に、約300人の工場労働者がストライキを開始した。
ストライキを行う労働者たちは、同社が労働者の解雇を取り消し工場の運営を続けるよう要求するために、2019年1月26日にラインタヤーでデモ行進を行った。
「工場が経営を継続する計画であるならば、ミシンを工場に再設置してほしい」とストライキ指導者の一人であるThet Paing氏は述べる。
この紛争は2019年1月28日、地区仲裁委員会が仲裁を行う予定である。
使用者は先週約50人の労働者が仕事に戻ったと述べた。
CMF factoryは1年以上前にラインタヤー地区のShwe Than Lwin工業団地に開業し、約300人の労働者を雇用してる。
(Myanmar Times 2019年1月28日 第2面より)

Yoma Strategic raises US$70 million in debut bond sale
Yoma strategicが社債発行により7,000万米ドルを調達
Yoma Strategic Holdingsは、ミャンマー市場参入決定時に、タイの機関投資家から23億バーツ(7,000万米ドル)を調達した。
同社のSerge Pun会長は1月、タイ証券取引委員会に23億バーツの募集社債の発行を行ったと発表した。これはタイの証券取引員会によると価格設定日の最大保証額7,000万米ドルに相当する。この発行は1月25日に行われた。
社債は相場価格の2.5倍以上でタイの機関投資家によって引き受けられた。5年物の固定利付債は年率3.38%であり、これはタイ国債より124bps高い品質である。
これらの社債は、アジア開発銀行の信用保証及び投資設備機関(CGIF)によって保証されているため、AAAの評価を受けている。
ミャンマータイムズのインタビューで、JR最高財務責任者のChing氏は、社債には「CGIFが関与しているという事実を考えると、より高いレベルの社会環境に対する配慮がある」と述べた。

資金調達源
Yomaは、上場しているシンガポール証券取引所での取引が減退している時期に、タイの債券投資機関を流動的に利用することで資金調達源を多様化している。現在、Yomaの株価は一年前と比較して約3分の1下落し、34.5シンガポールセントとなっている。
社債を発行することで、株式取引業者よりも長い保有期間の年金基金や保険会社などの取引を検討している機関投資家をターゲットにできるようになるだろうとChing氏は説明した。
この社債発行は、株式投資家の間で価格上昇をしながら、Yomaがより多くの資金を確保するのに役立つといえる。「うまくいけば、全体として資本参加の面も強化されるだろう」とChingは述べる。
タイ市場における高い流動性と低い金利によりタイが魅力的な社債発行の市場となる。タイとミャンマーの経済界には親密な関係性もあり、Yomaが他国の国際資本市場よりもタイで社債の発行を開始することは、より簡単で円滑な資金調達方法といえる。
タイの財務省は、Yomaと他の3つの外資企業、EDL-Generation Public Company、Export-Import Bank of Korea、及びMalayan Bankingに対し、バーツ建て債券の発行および海外での収益の受け取りを許可した。財務省の目的はタイの国内債券市場を深めることである。
この動きは、ギアリング、つまり自己資本に関連する会社の有利負債の水準を2019年の約30%にまで増加させるであろう。2018年9月30日現在、同社は総額3億1,330万シンガポールドルの債務を負っている。同社の有利債権率は23.8%である。
この社債発行による純収入は、Yomaの事業拡大及び一般的な企業目的に使用される。同社は報道発表文で、既存の債務の借り換えと設備投資の資金調達を含むと述べた。飲食店フランチャイズ、不動産開発、自動車および重機事業、銀行以外の金融サービスという4つのポートフォリオがある。社債の総合資金調達費用は、Yomaの現在の平均借入金利よりも低くなる。

より深い資本市場
資本市場をより広く捉えれば、Yomaのタイ債券発行もまたAseanの資本市場にとっての一つの前進である。「ミャンマーは、国別信用格付けのない、アジアでも数少ない国の一つである。AAAの格付けはYomaにとっても経済にとっても重要な節目となる」とYomaのCEOのMelvyn Pun氏は述べた。
ADBからの85億9,200万米ドルの払込資本金を持つCGIFがミャンマーに焦点を当てた事業を保証するのは今回が初めてである。CGIFの最高経営責任者(CEO)の西村潔氏にとって、この取引は「一つの行為で複数の願望を満たすものである」。 タイ政府が近隣諸国にバーツ債券市場にアクセスすることを奨励すること、長期固定金利借入金があること、そして最後にCGIFの借入金でその利害関係者によって貯蓄された潤沢な資金の流動の増加が予想されることである。
バンコクを本拠地とするコンサルティング会社Twin Pine Group Company Ltdが唯一の顧問であり、Bangkok Bankが債券発行の唯一の社債管理者である。Twin PineにあるAdisorn Singhsacha社は、Yomaがミャンマーに拠点を置く会社として初めてタイの資本市場で資金を調達したことを強調した。
(Myanmar Times 2019年1月28日 第4面より)