AIM証券取引所に現地のテクノロジー企業が上場

現地ソーシャルメディア会社のMySQUAR は、167万ポンド(260万米ドル)に上昇後、1株当たり0.1ポンドでの1,670万株式の募集を行い、2015年7月1日に、ロンドン証券取引所のAIMサブマーケットに上場した。
MySQUAR-現地言語メッセージアプリMyChatの開発者-の株式募集は、約1,850万ポンドの価値と評価された。
「MySQUARは現在、ミャンマーのテクノロジー改革の最先端にいて、AIMでの新株発行の成功は、同国の起業家及び国内投資家に対しても同様に、力強く、ポジティブな信号を送ることになるだろう」とAIM上場に関する声明の中でMySQUAR代表取締役のEric Schaerは述べた。
同社の株式価格は0.1ポンドで初日の取引が始まり、7月1日の終わり値は1.2%下落し0.0988ポンドであった。
MySQUAR代表取締役のEric Schaerはミャンマータイムズに、上場が非常にうまく機能した後に、何人かのいち早い投資家が売り払ったため下落したと述べた。
証券コードMYSQのMYSQARは1株0.0918ポンドで、7月3日に週を終えた。
AIMに上場した日の同社の時価総額は、約1億8,500万株の総額に基づくと、約1,850万ポンドとなる。
MySQUARのロンドンでの株式上場は、まだ証券取引所が設立されていないが、昨年参入した2つの外国企業に通信ライセンスが与えられて以来モバイルサービス業界の最盛期が見られ、競争が増し、より広範囲でのネットワークが可能になるであろう国、ミャンマーでの運用からは遠く離れている。
現在、株式上場を達成し、MySQUARは、利用者獲得を目指して提供商品の増加を達成するための十分な資金がある。
会社はMyChatの機能を追加し、新しいアプリの研究開発に投資する資金を活用し、新しく得た資金で成長の勢いを維持していくとSchaer氏は述べた。
国内の若者市場のシェアをつかみ取ることがミャンマーでの先発者としての利点だとMySQUARは述べた。会社のAIM上場関連の文書によると、国の人口の半分近く-2,400万人以上-は24歳以下である。
MySQUARの現在の優先事項は、収益化の道に基づき、顧客を拡大することである。
「利用者が増えれば、収益化にとっても良い」とSchaer氏はミャンマータイムズに述べた。
会社によると、同グループの利用者は、2015年5月の終わりには775,000人近くに達しており、月392,400人が商品のアクティブユーザーである。
ミャンマーでは、フェイスブックメッセンジャーやViberが競合の通信プラットフォームだが、同社のチャットアプリMyChatはターゲット市場で広く楽しまれており、ミャンマーでのグーグルプレイストアのトップ無料アプリのなかで7月2日に19位にランクインした。
市場への上場に関する文書で、MyChatの利用者は2015年1月から2月にかけて167%急増し、4月半ばまでに219%増加したと、同社は述べている。
会社は将来、より多くのゲームやサービス、ゆくゆくは、Eコマースとジョブポータルサービスを製品ラインに組み込んでいく予定である。
AIM上場に関する文書によると、MySQUARは広告、デジタル製品、ユーザーデータの販売を含めたチャンネルを通して利益を出す計画をしている。

(Myanmar Times 2015年 7月6日版 第8面より)