昨日ヤンゴンで初めてKFCのミャンマー直販店がオープンした-鶏肉はもちろんミャンマー産を使用する。
アメリカの有名ファストフードレストランの初店舗の場所は、ボージョーアウンサンストリート沿いのボージョーマーケットの反対側である。同場所での公式な開店は7月7日行われる予定で、現地フランチャイズホルダーのYoma Strategic Holdingsは今年の終わりまでに、ヤンゴン直販店を更に開く計画をしている。
「国際水準及び基準でのサプライチェーンを築くことは私たちの最大の課題である」とKFCミャンマー社長でありYoma Strategic のチーフフィナンシャルオフィサーのJR Chingは述べた。「KFCは、この市場に国際水準及び基準を課している。ここはミャンマーだからと言う理由で、いかなる簡単な方法も免除も与えることはかった」。
会社は全般的な原則として、可能な限り現地の生産物を多く使用するとしている。KFCは肉を含め供給者が満たさなければならない、厳しい国際品質基準を持っている。
「多くの人が鶏肉は何処産なのか尋ねる。多くの人がそれを輸入だと思っている。そうではない。すべてミャンマー産の現地の鶏肉で、毎日新鮮な肉が店舗に運ばれている」とChing氏は述べた。彼は供給業者の詳細を話さなかった。
会社は積極的に、2015年が終わる前までに店舗を増やす予定である。これから12カ月間、ヤンゴンに焦点を当てている。
「それは運用の一部でもあり、発展の一部でもある。私たちはヤンゴンに未だ多くの機会があることを見て取れる。同市は当分の間、最適なターゲット市場を提供してくれると思う」とChing氏は述べた。
「そうは言っても、発展し成長したら、他の市場も検討していく」。
Ching氏は何処に更なる店舗を置くのかを発表することを控えたが、有名な場所、見やすい場所、人通りまたは車の行き来が多い場所、ターゲットの顧客に提供できる場所を選ぶことが重要な基準であると述べた。
Yoma Strategic の主な収入は不動産からであるが、会社は土地所有者とは別に、KFCの事業も進めている。
迅速なサービスのレストランという点で、この市場は比較的新しいとChing氏は述べた。
「すでにマリーブラウンやロッテリアのような地域ブランドはあるが、KFCは市場に入ってきた初の国際ブランドだと思う」と彼は述べた。同社は、レストランでの仕事、製品品質、ブランドの認知度などのいくつかの要因を通じ、自社製品の差別化を目標としている。
特に、外国のテレビを視聴している人、外国に行ったことがある人、ヤンゴン住民の中では、既にブランドの認知は大きい。
「それはそれとして、すべてのミャンマー人にサービスを提供できるよう努力している、価格を可能な限り手が届く範囲に保てば、全てのミャンマー人が楽しめるようになる」と彼は述べた。
国際的ブランドである一つの利点は、それが機能するかどうか他国の例を知ることができることである。
KFCミャンマーは店内で提供する際、他のアジア諸国で使用される皿ではなく、バスケットを使用している。
皿かバスケットかの選択については、経験よりも作業効率の点から決定したとChing氏は述べた。
「運用方法という点では他社と異なっており、また他の市場でも事業を展開しているKFCグループとの働きを通して多くのことを学んできた」と彼は述べた。
KFCは米国に拠点を置くレストランチェーンのYum! 系列である。会社はマレーシア、タイ共に500以上のKFC直販店、中国に6500店、インドの240店を含め、120ヶ国に19,400のレストランを有している。
Yoma Strategic はその一方、著名な起業家であるSerge Punが代表を務めるミャンマーに焦点を当てたシンガポール上場企業である。
(Myanmar Times 2015年7月1日版 第9面より)