中小規模の旅行業者から批判を受けた後、ミャンマー旅行業協会(UMTA: Union of Myanmar Travel Association)は、代理店に外国旅行の取り扱いを認めるライセンス発行のための質疑を再開する。2月1日からライセンスが発行されるが、申請者は審査の前に1,000万チャットのデポジットを提出し、2年間の事業経験を証明しなければならない-これらの規制は業界でかなりの批判を集めた。
UMTA会長のU Aung Myat Kyawはミャンマータイムズに、高額なデポジットの主な理由はトラブルが生じた場合に、旅行客が要求する補償範囲を確実にするためであると述べた。
可能性のある補償請求をカバーする旅行保険を提供する民間保険会社との協議が続行されていると彼は述べた。
「保険会社がそれらのタイプの保険を提供できる場合、私たちは旅行会社に高いデポジットを要求する必要はなくなる」と彼は述べた。
ホテル観光省が2月からの外国旅行のライセンス発行に同意したとき、小規模代理店から批判が上がった。UMTAの会長は、改正された規制では2年間の経験、1,000万チャットのデポジットのどちらも必要でなくなるだろうと述べた。「だが私たちは、デポジットにとって代わる保険サービス及びより良い銀行制度を必要としている」と述べた。
検討中の改正案のひとつに、必要な経験を持った古参スタッフがいる場合は外国旅行のライセンスを申請できるというものがあるが、U Aung Myat Kyawは、そのようなスタッフの必要性が増加することにより、業界での雇用が崩壊する危険性があると述べた。
この問題について更なる協議が行われた後で、UMTAはホテル観光省に報告する。その後、同省は規制を改正するかどうか決定する。
ホテル観光省の局長U Myo Win Nyuntは、同省は中小規模の旅行業者を支援するための変化に対してオープンだが、顧客の保護が担保されないシステムの検討は出来ないと述べた。
「彼らはデポジット及び2年間の経験という点で問題を抱えていたため、私たちは変更を提案する機会を与えている」と彼は述べた。「私たちは彼らから変更の提案があったら、すぐに規制を改正する準備は出来ている」。
(Myanmar Times 2015年6月22日版 第2面より)