労働者は、Tai Yi組合の職員の解雇をめぐり2日間の抗議を終えたが、更なる行動を検討している
長期間に及ぶ労働争議の最終段階で、Tai Yi靴工場の多くの労働者が、2015年6月15から16日の2日間に亘り、Hlaing Tharyar地区にある工場の外で座り込みを行った。労働者は、工場組合の2人の活動家の解雇に対して抗議を行った。
座り込みは雨期が始まったこともあり終了したが、組合は工場内に座り込む可能性も含めた更なる行動を計画している。
「私たちは、長期的な視野でメンバーの健康を考えなければならない。私たちの行動は工場内で継続する」と解雇されたうちの1人、Ma Nwet Yi Winは述べた。
「私たちは労働者が工場内に入ることを決意したが、働くためではない」と彼女は加えた。
Ma Nwet Yi WinとMa Moe Waiは許可を得ずに3日間休んだため5月29日に工場のマネージャーにより解雇された。
Ma Moe Waiは、社会福祉診療所から処方箋を処方され、5月26日から28日まで医療休暇を取らなければならなかった。彼女は、工場に電話しようと試みたが誰も取らず、また発熱を伴う病気で診療所にいた彼女をマネージャーは訪ねていると述べた。
「彼らが私を解雇するのは、欠勤したためではなく、組合活動に積極的であるからだ」と彼女は述べ、労働者は6日間の緊急休暇をとる権利があるとつけ加えた。
「私は何の補償も受け取っていない。私たちは法律で保護されていない」と彼女は述べた。
同じ時に同じ理由で解雇されたMa Nwet Yi Winは、組合委員会は労働者の再雇用を拒否した工場のオーナーとの交渉を試みていたと述べた。そして、組合は行動をとることを決定した。
「オーナーは私たちを再び雇用することを拒否したため、組合は、彼らが再雇用を行うまで座り込むことを決意した」とMa Nwet Yi Winは昨日述べた。
ミャンマータイムズが連絡を取ったマネージャーのMa Aye Mi Hlaingは昨日、コメントを出すことを拒否した。
しかし、工場労働者は、座り込みは生産に影響を与えるとして管理者が労働審判に訴えていると述べた。
審判員のU Ye Naing Winは、審議会ではそのような訴えは受け取っていないと述べた。
ヤンゴンにあるHlaing Tharyar及びShwe Pyi Thar産業地区では、労働争議が起こっており、主な原因として工場オーナーが労働者の低い賃金を上げることができないか、その気がないためである。2015年3月に、Tai Yi靴工場だけでなくCostec, Ford Glory, E-Land Myanmar及びRed Stone 縫製工場から5,500人以上の労働者が賃上げ要求のデモ行進を行った。政府声明によると、うち4つの工場の労働者は雇用者と妥結し、そのほとんどが仕事に戻った。しかし100人以上は仕事を失った。Tai Yiの労働争議は2012年に遡る。
5月17日に国民統一党はヤンゴンのShwe Pyi Thar産業地区で労働権利フォーラムを開催し、党員は結束と労働者の主張の支援を誓約し、労働者の権利の更なる保護を要求した。
「彼らから要望があれば、私たちは支援する」と国民統一党の代表メンバーのMa Myo Myo Ayeは述べた。「党は、労働者の権利を守る価値を信じている」
(Myanmar Times 2015年6月17日版 第4面より)