損失のためヤンゴンの黄麻工場が300人の労働者を解雇

2019年1月9日 にヤンゴンにある元国有黄麻工場の経営陣は、30年以上にわたって雇用されてきた300人以上の労働者を解雇した。黄麻工場の経営陣は損失に直面しており、工場を閉鎖すると述べている。
「工場関係者は、損失を被ったことにより工場を閉鎖し、労働者を解雇しなければならないと我々に語った」と、労働組合主導者であるSoe Lwin氏は述べる。
ミャンマー工業組合及び貿易事業組合連合(MICS-TusF)の副会長でもある Soe Lwin氏は、民間企業であるKyaw Htet Kyaw Company社の経営者が2012年に事業を引き継いだ際、工場の稼働を続けることを明言していたと述べる。
しかし、同社は黄麻生産事業を継続せず、工場の一部を保管スペースとして貸し出しており、同様に工場が所有する土地を駐車場やゴルフ場として貸し出して収益を上げているとSoe Lwin氏は付け加える。
「我々は仕事を取り戻したいだけである。会社が黄麻事業を運営できない場合は、工場と労働者を政府に返還しなければならない。工場経営陣が我々を解雇している間、彼らが他の事業を運営し続けるならば、それは受け入れられないことである」と彼は述べる。
労働者は「民間企業は黄麻の植栽と生産に投資をしてこなかった」と述べる。
「私はここで働き続けたいだけである。我々は高齢なので他の仕事を見つけることは困難である。我々は数十年にわたって、自らの人生を黄麻事業に投資してきたのだ」と、工場で33年間雇用されていた Phyu Phyu Htwe氏は述べる。
彼女はまた、工場が国営であった当時は、全ての労働者が賞与、技能料、役務費及びその他全ての手当を受け取っていたという。
工場関係者は、損失のため工場を閉鎖の計画を2018年8月上旬にすでに告知していたが、行政機関による調停と労働者への配慮からに5か月間操業を延長したとしている。
工場の閉鎖は労働省の既存の規制に基づいていると彼らはいう。
工場責任者はこの問題についての発言を控えている。
黄麻工場及び関係施設はヤンゴンのライン地区のOkkyin Wardにある。
314人の元労働者は工場に立ち入ることを禁じられていたので工場の正面玄関前に集まった。
紛争が解決されない場合、抗議行動を行う予定であると組合主導者は述べた。
(Myanmar Times 2019年1月10日版 第3面より)