ミャンマーが初の日本語教師講座を開催

ミャンマー初の日本語教師養成講座は、より多くのアジアの若者に日本での労働機会を提供するという安倍首相の計画の一環として開かれている。
国際交流基金によると、養成講座の初期講座は12月、ヤンゴン外国語大学で日本語を専攻する学生と私立の日本語学校講師を対象に始められた。
国際交流基金は、国際的文化交流プログラムを実施する政府支援機関で、2017年に東京での国際会議において安倍首相が日本語教師を育てるためにアジアの3つの場所を選ぶであろうと述べたことを受け、それを実行するために、インド及びベトナムの後に日本語教師育成研修コースを提供する3番目の国としてミャンマーを選定した。
国際交流基金日本語教育センターの事務局長、Noriyuki Matsukawa氏は、この1年間のプログラムは、日本語学習を通じてミャンマーの人的資源の充実化を支援し、新人教師の育成及び、既存教師の技術向上を目的とすると述べた。
「ミャンマーでは日本語能力の需要が高い」と同氏は述べ、加えてミャンマーでの日本語能力試験の受験者数が2016年の13,099人から2018年は37,786人へとほぼ3倍に増えたと語った。
ミャンマーは2018年、日本語能力試験の受験者数が世界第5位にランクされ、東南アジアではベトナムに次いで第2位である。
「過去、我々教師はより多くのことを研究するために日本へ行かねばならなかった」と通称YUFLとして知られているヤンゴン外国語大学の前日本語学科長Zin Mar Ohn氏は述べた。
研修プログラムは民間部門からの教師たちへ門戸を開き、ミャンマーの学生が日本語を学ぶ上で大きな役割を果たしていると、研修チームの3人のミャンマー人講師のうちの1人であるZin Mar Ohns氏は述べた。
また、国際交流基金はマンダレー外国語大学でも同様の日本語研修の実施を計画していると松川氏は述べる。
ミャンマーの私立日本語学校の数は、2012年の44校から2015年には132校に増え、教師の数も194人から524人に増えた。
ミャンマーの近代的な外国語教育の歴史は1964年に最初のForeign Language Instituteを通じて始まり、1997年にYUFLとなった。YUFLは2000年に日本語の学士号を与え始めた。
(Myanmar times 2018年12月11日版 第2面より)