異なる省庁に移管される薬物リハビリセンター

現在、内務省の管轄下にある3つの薬物リハビリセンターが、社会福祉・救済・復興省及び保健・スポーツ省に移管される予定であると反薬物特別対策委員会のShwe Nyar Maung警察長官は語った。
11月6日、「政府の指示の下で、内務省はリハビリテーションと治療をより効果的にするため薬物ハビリセンターを両省に移管する」と彼はネピドーでの高次抗薬物会議の後に記者団に語った。
現在、3つのリハビリセンター – Shwe Pyi Thar、Shwe Pyi Thit、Shwe Pyi Aye – は、内務省の一部である薬物乱用防止中央委員会(CCDAC)の下にある。同時に社会福祉・救済・復興省の下には地域密着型のリハビリテーションセンターがある。単一の省の下に全てをまとめることはより効果的になり得る、と彼は述べた。
「我々はこれらのリハビリセンターを単一の省によって適切に処理されるように移管する。保健・スポーツ省が治療を行い、後に社会福祉・救済・復興省がリハビリテーションに取り組む」と彼は述べた。
Shwe Nyar Maung警察長官は、ミャンマーの警察は薬物乱用者を3つのグループに分類していると述べた。 1つ目は割合的には少ないがまだ両親と同居している者、2つ目は1つ目を含めて生活を支えるために犯罪を行っている者、3つ目は薬物の売人である。
「2番目のグループは強盗や盗難の多くの事件を引き起こしており、その者たちがリハビリセンターに送られて治療を受ければ犯罪率は下がるだろう」と彼は付け加えた。
3番目のグループは、毎日の服用で犯罪を引き起こす薬物の売人である。 「殆どの場合、このグループはその者自身の日々の生活のため本人のコミュニティに薬を販売しており、これは他の人々が薬物を手に入れることをより容易にする」と彼は述べ、これら2つのグループが適切に処置されれば犯罪だけではなく薬物乱用によるHIV及びAIDS拡大の可能性も減少すると付け加えた。
(Myanmar Times 2018年11月12日版 第2面より)