Facebook上の有名人を殺害した事件の被疑者たちの訴訟が7月に取り下げられたことに対して、ミャンマー汚職防止委員会はYangon Advocate General’s Officeの4人の当局者及び1人の警察官に罰金を科した。
罰金を科されたのはU Han Htoo地方法務官、U Thein Zaw弁護士、Daw Thit Thit Khin地方副検事、U Aung Kyi地方副判事、Chit Ko Koトゥワナ警察署長である。
Facebook上の有名人Aung Ye Htwe氏殺人の被疑者とその後の釈放について事件を取り下げる際に、5人の当局者が汚職防止法に違反していたことが同委員会によって明らかになった。
同委員会は初めに法務省と警察から4人を特定したDaw Thit Thit Khin氏の事情聴取をしたと広報担当者のU Myo Lwin Oo氏が発表した。U Aung Kyi氏もまた被疑者の家族から金銭を受け取ったことが発覚した。
被害者Aung Ye Htwe氏の家族は9月13日ヤンゴン東部地方裁判所に対し、容疑者3人に対して提訴した刑事事件を取り下げるよう求めた。
被害者家族が法務長官の同意及び裁判所の承認を得た請願書を提出した後、取り下げ手続きが開始された。
この決定に関して、家族による事件の取り下げが認められた理由について複数の法律家が疑問を呈し、多くの国民が批判した。U Win Myint大統領はこの決定を見直すよう命じた。
Facebookに自作の短いコメディ動画を投稿していたAung Ye Htwe氏は昨年の大晦日にヤンゴン公園で催されたパーティーで殴られて死亡した。彼は頭部外傷によりヤンゴン総合病院へ搬送されたが、1月2日に息を引き取った。
U Myo Lwin Ooは委員会が8月に事件の調査を始め、5人が汚職防止法に違反していることが発覚したと語った。
釈放された被疑者に対する訴訟を中止するために上記5人が共謀したことが判明し、これは汚職防止法第55条56条違反であると彼は述べた。
(Myanmar Times 2018年9月14日版 第3面より)