中国の縫製工場が30人の使用者の再雇用を拒否

中国の国有企業であるFu Yuen garment factoryは8月に工場就業規則を違反した30人の労働者の再雇用を拒否し、生産量を減らしたと工場の関係者は述べた。
「それらの労働者を再雇用することは不可能である」とDagon Seikkan工業地帯にある工場の責任者U Htet Naing氏は9月11日にヤンゴンのメディアに語った。
解雇された労働者の再雇用以外の全ての要求について、ストライキをしている労働者と交渉する意思があると同氏は述べた。
工場労働組合員であった労働者が8月20日、経営陣によって警告なく解雇され、約300人の組合員によるストライキが引き起こされた。
工場の入り口を封鎖したストライキ参加者は解雇された労働者の再雇用に加え、残業手当の支払い、技術手当の引き上げ、全労働者を尊重して扱うことなど9つの要求をした。
また、外国人による労働者の監督を認めないこと、鉄鋼部門における扇風機の設置、人員不足の部署に必要な人員を確保することも要求した。
「我々はいかなる法律にも背いていない。彼らが労働法に違反し、我々を解雇し、組合を解散させたのだから最後まで戦う」と工場労働組合長を務めるMa Thet Htar Sweは述べた。
Ma Thet Htar Sweによると、ストライキ参加者はこの紛争が解決されない場合に起こる全てのことに対して政府が責任を負うべきだと話している。
労働者は8月21日までストライキを続け、労働法を専門とする弁護士の支援を受けている。
地域の労働紛争仲裁委員会とヤンゴンの労働事務所が6回の調停を行ったが、和解は成立しなかった。
Fu Yuen garment factoryによると、同社は2014年に工業地帯で開業し、1400人以上を雇用している。
会社関係者は、30人の解雇者を除いたストライキ参加者がストライキ終了後に仕事に戻ることを認めると述べた。
(Myanmar Times 2018年9月13日版 第2面より)