ヤンゴンの不動産部門は、教育機関という、あまり考えられていなかった方面からの需要が高まっている。今年の初めに外国人によって全国の教育サービスの提供に対する投資が許可されたため、高級コンドミニアムやオフィスユニットの需要が急増している。
これは、教育への投資家が学校建設やキャンパス設立の土地を探すよりも、コンドミニアムや新しいオフィスユニットを借りたり購入したりする方がはるかに便利だからである。
海外投資家による100%の投資が認められたにも関わらず、ヤンゴンには土地不足の問題があり、コンドミニアムやアパートメントで基礎教育学校を開設する方が便利なのだと、不動産代理店Estate MyanmarのHtoo Myat Naing博士は述べた。
「我々に問い合わせられるのは短期間コースや広い場所を必要としない大学院のコースに使用できる物件である」と彼は言った。
一例として、米国の教育プログラムプロバイダKaplan Incが出資するKaplan Myanmar University Collegeは、6月にPyay RoadのDiamond Condoの複合施設にキャンパスを開設した。
それだけではない。8月にはKI College Singaporeがヤンキンのゴールデンシティビジネスセンターの1階に新しい教育センターを開設すると、同じ6月に発表した。
この開発は不動産開発者にとって良いものだ。その多くは既存の高級マンションや事務所物件の供給が困難であることを分かっているとSuccess Property Consultant CompanyのU Kyaw Sithu販売部長は述べた。
既存のコンドミニアム物件にも利益が出る。「我々は国際基準に合うテナント物件がコンドミニアムプロジェクトを占有しているのを目の当たりにしている。多くの保護者が子女の通学のために家から遠い学校まで送ることを嫌がっている。インターナショナルスクールが同じ建物内に開設されることは保護者及び学校の両方にとって利益がある」とU Kyaw Sithu氏は言う。
ラインターヤのパンラインとタンリンのスターシティに二校を開設したDulwich Collegeを一つの例として挙げる。British International Collegeはスターシティの学校の校庭と校舎に対してさらに800万ドルを投資する予定であると6月に発表した。パンラインとスターシティのDulwichはYoma Strategicによって所有運営される。
「所在地は教育投資のために重要である。適正なスペースと周辺環境を持ち、長期的に学生の数を拡大できるようにする必要がある。コンドミニアムや複合開発プロジェクトはこれらを提供できる」とU Kyaw Sithu氏は述べた。
「今やミャンマーで私立学校を開設することは非常に容易になったので、我々は不動産および教育分野のさらなる成長と進歩を期待する」と同氏は付け加えた。
(Myanmar Times 2018年7月19日版 第6面より)