労働・入国・人口省は、国の労働者の条件及び福祉を改善するために、縫製業界の労働者の安全性及び健康を確保するためのガイドラインを開始する。
「この指針を実際に工場労働者の安全性及び健康のため使用することを強く求めたい」と労働省大臣Thein Swe氏は週末行われた開始セレモニーで話した。
ガイドラインはデンマーク政府の技術支援を受け、労働省、ミャンマー縫製製造協会(MGMA)、ミャンマー労働組合連合(CTUM)、ミャンマーインフラ・クラフト・サービス(MICS)、ミャンマー農業農場経営者連盟によって作成された。
これは、ミャンマーの経済発展を支援する主力産業の1つでありまた国の労働者に多くの雇用機会を提供しているため、縫製セクターを対象としている。
ガイドラインは、縫製工場で一般的に使用される化学薬品や電子機器、機械を安全に取り扱う方法や、職場での事故防止方法が含まれている。
「私たちMGMAは、縫製業界の持続可能な発展を確実にしたい」とMGMAの副会長Kyaw Win氏は開始セレモニーで語った。
約50万人の労働者が縫製工場で雇用されており、縫製セクターの労働者の需要は未だ増加しているという。
「安全及び健康のためのガイドラインは、法律に欠けている箇所を改善するための手続きである。それらは非常に重要で、監視され実施される必要がある」とMICSの副会長Naw Aung氏は述べた。
彼はまた、出入口が1つしかない工場がいくつか発見され、火災が起きた場合大きな損失に直面すると述べた。
彼は工場の職員に、ガイドラインのアドバイスに従い実行するよう促した。
国際労働機関によると、推定278万人の人々が工場での事故や疾病が原因で死亡している。
約3億7,400万人の労働者が工場での労働の結果、怪我や病気をした。
ミャンマー政府は、縫製セクターが2020年までに最大150万人の労働者の雇用機会を提供すると推定している。縫製セクターへの投資は、最大100億米ドル(13兆4,400億チャット)増加すると予想している。
(Myanmar Times 2018年4月30日版 第3面より)