労働・入国・人口省により起草された健康及び職業安全法案が議会に提出されているとThein Swe大臣は明かした。
同法案は次の議会セッションで議論される予定だと、水曜日に職場安全及び健康セミナーで彼は述べた。
「それは議会が承認するかによる。議会に他の対処すべき問題がある場合、承認には時間がかかるだろう」と彼はいう。
同法はいくつかの省庁に関わるため慎重に実施される必要があり、細部にわたり実行するための協力が必要であると彼はいう。
「ミャンマーは同問題の経験がないため、実施する前に深く議論する予定である。それは容易ではない。非常に深刻なため、議論すべきである」と彼は話す。
法律が承認された場合、職場の安全性のための検査官を任命し、職場の安全対策の指示を与えることができる。
ミャンマーは現在、アセアン地域での職場の安全性及び健康についての議長を務める。ミャンマーは同問題に取り組んでいるが、職場の安全性を確保するための適切な教育と設備は未だ不足している。
「原因として、法律がまだ制定されていないことや、一部のビジネスオーナー自身がそれを認識していないことなどが挙げられる。同様に、労働者も深刻に受け取っていなかったり認識していなかったりする。
建設労働者が、現場でヘルメットとブーツを着用したがらない。
彼らはまた、邪魔であるとしてマスクを着用したがらない。彼らには教育が必要であり、すべての人が協力することが必要である」とThein Swe氏はミャン―タイムズに語った。
法律が制定されれば、安全性、検査の実施、支援の提供のために労働者及び雇用者を教育する上でより効果的な作業が実施されるだろうと彼はいう。
国際労働機関(ILO)は、ミャンマーの職場の安全性に貢献するために、問題に関するデータ及び情報を増やすよう求めた。
「ミャンマーの主な課題の1つは、記録がないことである。データを記録し保存するシステムがない。そのため、正確な状況を把握するにはデータを体系的に収集し保存することが必要である」とILOの窓口担当者Rory Mungoven氏は述べた。
「毎年、職場での事故がある。私たちは事故を減らすため取り組んでいる。事故が職場で起きた場合、私たちは現場に向かい調査を行う。何故事故が起きたのか調査し、直ちに修理又は対処法を探す。それは継続的に実施することが必要である」とThein Swe氏は述べた。
(Myanmar Times 2018年4月27日版 第6面より)