タイとミャンマーは近いうちに人及び物品の国境を越えた輸送を促進する基本合意書(MoU)に署名をすると、輸送通信省の次官補のU Aung Ye Tun氏はミャンマータイムズに話した。
この基本合意書はメコン地方の国々の間の国境を越えた輸送のために調印された2015年協定の履行へとつながる。
「我々は基本合意書の要点に関わる関係省庁との交渉を進めている。それは8月に署名されるだろう」とU Aung Ye Tun氏は語った。
同協定は、最初は、ミャンマーからはタイのコーンケンまでに限って、そしてタイ側からはモーラミャインまでに限って、商品や人々の輸送を認めることになると同氏は述べた。
U Aung Ye Tun氏は、越境のための基礎的な設備はミャワディデで建設中であり、建設大臣は交易の経路になる道路と橋の改良をしていると語った。
加えて、国境を越えた輸送のために中国、ラオス、ベトナムとも基本合意書が締結されるだろうし、協定に基づきインドとも議論が行われているとU Aung Ye Tun氏は話してくれた。
「この経路は他の国と結び付くものであるため、国民は国家の戦略的拠点のために仕事を得ることができるようになり、また、国民が熟練した技能を持つようにするための手段がとられるだろう。」と彼は述べた。
U Aung Ye Tun氏によると、違法な物品の取引その他犯罪行為が起きないようにするために規則に沿った検査を指揮する合同の特別部隊(task force)が国境に駐留している。
メコン基本合意書が基礎としている協定には、各国が従わなければならない規則が既に含まれている、と彼は述べた。
「全ての国がこの協定に含まれている枠組みの中でものごとを実現しなければならない。」と彼は付け加えた。
この基本合意書には二国間の交易を加速させることが期待されている。
(Myanmar Times 2018年4月11日版 第4面より)