Owayグループは先週、カンボジアに本社を置くメコンに焦点を当てた未公開株式会社Belt Road Capital Management (BRCM) から、新たに700万米ドルの新規資金提供を受けた。
地元起業家Nay Aung氏が設立したオンライン旅行サービスプロバイダーは、モバイルタクシー乗車サービスOway Rideと、ミャンマー最大のオンライン旅行ポータルoway.com.mmを運営している。
BRCMの同地域への第2投資の詳細は、日本の多国籍企業である大和と国際金融公社(IFC)を含む1, 470万米ドルの資金調達の一部である。
またモバイル乗車アプリのGrabがライバルUberの株式27.5%を買収したこともあり、ヤンゴン市場最大のシェアを与えている。
Owayの競争激化に対する懸念について尋ねられたBRCMの最高投資責任者Alex Odom氏は、「Owayは優れた管理チームを抱え、オンライン旅行業界で市場を先導する立場であり、また現地の交通場面で独自のアクセスを持っている」と話した。
彼はまた、「独自の現地知識の上に、新たな規制が外国企業と比較し現地で運営している企業に優位を与えると信じている」と述べた。
Owayグループは、Northstar Group, Emerging Markets Investment Advisers Pte Ltd (EMIA), IFCを含む投資家から2016年に約1, 000万米ドルを調達した。
BRCMは、持続可能な成長及び新たな市場へのアクセスの拡大を実現するため、有望な中小企業と提携している。
カンボジアとラオスでオンラインポータルを開設したオーストラリアのオンライン広告会社Digital Classifieds Group(DCG)に225万豪ドルを投入した同社最初のメコンに焦点を当てた投資は、1月に実施された。
「ミャンマーは間違いなく、私たちに第2の取引を決定させる面白い市場である。私たちはOwayに投資する機会を得られたことを嬉しく思っており、オンライン旅行業を先導する市場立場及び現地交通場面への独自のアクセスを考慮すると、会社の将来に自信を持っている」とOdom氏は話した。
「急速なインターネットの普及は明らかに利点だが、主な課題の1つとしてデジタル方法が残っている。ミャンマーは今のところ東南アジアで最も発展していない金融システムの1つであり、可能性を最大限発揮するため引き続き金融インフラを発展させる必要がある」とOdom氏は述べた。
(Myanmar Times 2018年4月19日版 第8面より)