非政府団体My Justiceにより実施された調査によると、ミャンマー及び法的組織の現法や実務は個人の権利を守っておらず、国家の安定及び制御に多くの関心を抱いているという。
「大多数は、法律は個人の権利を保護するよりも安定性を優先すると考えている」とMy Justiceの調査責任者Maung Maung Nyein Chan氏はいう。「回答は、国の歴史の経験に基づいていると思う」。
My Justiceの調査は、火曜日に同団体により公表された調査論文「法の公平性の探索」の一部であった。
My Justiceは、紛争を公平、公正、正当に解決することが出来るようミャンマーの人たちに知識、自信、機会を装備させることを目的とする司法プログラムへのアクセスである。
同組織は欧州連合による資金提供を受け、2015年以来イギリス評議会により実施されている。My Justiceはヤンゴン管区、モーラミャイン、モン州に2つの司法センターを設立した。
同調査論文は、1年間の間国からランダムに選出された59町区からの3565人のサンプルに基づいている。
調査によると、回答者の3分の2は法律は社会の安定を優先すると回答し、残りの回答者は、法律は個人の権利を守れないと回答した。
大半の回答者が2008年憲法を知っていたが、少数の人だけが、それが保証する権利を知っていた。
89%が「人権」という言葉を知っていた。彼らの合法性の定義は、自由、平等、差別のない法の施行であった。
調査はまた、法律及び管轄区域が公序及び犯罪防止を確実にできていないことを示した。
My Justiceの調査代表Caitlin Reiger氏は、調査に基づくと、人々はより効果的な司法制度を必要としていると述べた。
調査は、国民が汚職、資源アクセス権、森林法違反、当局による逮捕、漁業権に関連するビジネス、労働時間及び賃金に関する紛争に対処する方法を知らないことに注目した。
「当局が関わる紛争については、大多数が何をすべきか知らない。彼らは皆、知らないというだけだ」とReiger氏はいう。
My Justiceの調査の最初の調査結果は、3月7-8日に開催された法の施行及び不正問題に関する国家調整会議で提出された。国家顧問は法の専門家の能力を高める必要性を強く強調し、反汚職の努力の向上を促した。
(Myanmar Times 2018年3月21日版 第3面より)