マンダレーの弁護士と歌手、裁判所へのコメントのため起訴される

マンダレー管区の弁護士及び歌手はソーシャルメディア上で、法的手続きについての批判を投稿したとして起訴されていると、マンダレー管区高等裁判所の職員Khin Khin Cho氏が述べた。
歌手のTa Thatha氏は、Pyin Oo Lwin地区Singu町区裁判所の判決に対し批判するビデオを、3月中旬自身のFacebookページに投稿した。
同様にZaw Win弁護士は、マンダレーのPyigyitagun町区裁判所で審議された事件に関し裁判所を批判した。靴を裁判所に投げつける彼のビデオもまたオンライン上にアップされ、すぐにソーシャルメディア上で拡散された。
「彼らは裁判所及び裁判官の名誉をソーシャルメディア上で毀損する行動を取った。そのため私たちは彼らに対し法的措置を取った」とKhin Khin Cho氏は話す。
町区裁判官は、Singu町区裁判所の判決を批判したTa Thatha氏に対し通信法第66条第d項に基づく起訴を提起しており、他の町区裁判官はZaw Win弁護士に対する事件を提起しているとKhin Khin Cho氏は述べた。
Zaw Win氏は既に、昨年Mattaya町区裁判所の裁判官にスリッパを投げつけたことに対する罰金に直面している。
Pyigyitagun裁判所で、刑法228条の下司法手続きが進められ4か月の労働及び懲役を宣告された公務員を侮辱、妨害したとして起訴されたZar Zar Tun氏に対し2日で判決を下した裁判所を弁護士は批判しスリッパを投げつけた。
しかし、マンダレー地区裁判官Khin Hla Kyi氏は、Zar Zar Tun氏の事件は法に従い進められ、彼女は法的権利を十分に与えられていたという。
原告として歌手のTa Thatha氏が関わった事件の間、Singu町区裁判所のリーガルアドバイザーは彼女の起訴には証拠が不足していると判断した。その後、同歌手は裁判所の決定を批判、非難した。
「私は裁判所の誰も侮辱していない。私を起訴したいのならば、私は真実と共に対決する準備ができている」と彼女は述べた。
「私はこの事件に関し約4年もの間苦しんだ。被告は起訴中に釈放されたため、これ以上私の気持ちを抑えられないとしてビデオをアップした」と彼女はいう。
Khin Khin Cho氏は、「町区裁判所の判決に満足できない場合、法的手続きに従い上訴を提起することが出来る」と述べた。
(Myanmar Times 2018年3月21日版 第2面より)