裁判所、誤ったHIV診断を下した病院に対し3,000万チャットの支払いを命じる

マンダレー地方裁判所は火曜日にマンダレー市営病院に対し、HIVに感染しているという誤った診断を行ったため、3,000万チャット(22,744米ドル)を患者に支払うよう命じた。
同事件は2015年10月に起こり、Taungthar町Phaya Hla村出身のWin Tin氏がマンダレー市営病院に入院した際、HIVの陽性反応がありウイルスが肺に広がっていると言われた。
被害者の家族は国立研究所やヤンゴンにある他の病院で更なる検査を仰ぎ、結果、HIVに感染していないことが示されたと、患者の娘であるThida Win氏は話した。
「彼らの検査結果は私たち家族に恥と辱めを与えた」と彼女はいう。「また家族全員を落ち込ませた。そのため私たちは再び検査を受けるためヤンゴンに行った。私たちは父がHIV陰性であることを分かっていた」と彼女は話す。
「検査結果に対し異議を申し立てた時、マンダレー市営病院の医師は怒った反応し、私たちに余裕があれば病院を訴えればいいと述べた」とThida Win氏は裁判の評決後、報道記者に話した。
「そのため私たちは事件を提出し補償として3,000万チャットを要求した」。
患者の家族は2016年10月に病院を起訴し、1年半後に裁判所は判決を下した。
「私たちはまた他の人たちに、病院での医療結果を信じず、必要に応じて他の病院からのセカンドオピニオンを得るべきだと伝えたい」とThida Win氏はいう。
マンダレー市営病院の代表New New Win氏は裁判の判決についてのコメントを拒否した。
「今のところ、私たちは裁判所がどのように決定を下したのか知らない。しかしこれは裁判所の決定である。私たちは他に言うことはない」と彼女は述べた。
現在60歳であるWin Tin氏は病気から回復しており、娘は彼を家の外で一晩過ごす必要のない普通の農夫であると表現した。
Maung Maung Aye弁護士は家族に無料法律サービスを提供した。
(Myanmar Times 2018年2月21日版 第3面より)