中央銀行、2020年まで同じ利子率を維持

ミャンマーの中央銀行(MCB)は、銀行預金、借り入れ、国債の利子率を変更しないつもりである。火曜日、MCBの副総裁U Soe Theinがメディアに公表した。
インフレが安定した状態を保ち、財政赤字の借り換えのため政府が借りているお金の利率を維持しなければならないため、MCBは2020年まで現在の利子率を変更することは考えていない、とU Soe Theinは言った。
“MCBはインフレの安定した状態を保ち、財政赤字を減らすとき政府を支える任務がある。そのため、少なくとも2020年まで私たちは利子率を変えず、減らしもしない。それ以降はもし状態が良く、それらの二つの要因が支配下にあるとしたら利子率のある程度の緩和があるかもしれない”彼は言った。CBMのウェブサイトによると、最近の中央銀行の利率は年10%だ。そして最小預金利率は年8%,一方最大貸し出し利率は年13%となっている。その声明はより低い利率は経済の安定を促すと主張した、Pyidaungsu Hluttaw MP Daw ThetThet Khaingが預金利率を7%に、貸出利率を11%に変更することを提案した国会開催期間中の1月24日のあとに出された。
“一時的な預金、つまり預金利率が低くなると人々は自分のお金を引き出す、そして再度インフレを不安定にする可能性が出てくる。”U Soe Theinは付け加えた。
最近では、ミャンマーのインフレ率は4.47%で安定している。それは2015年~2016年の10%と2016年~2017年の6.8%から下がっている。ASEAN+3マクロ経済調査事務所の予測によると、2018~2019年のインフレは5.5%に上がる。
“貿易赤字と財政赤字が原因でミャンマーのインフレ率は高い。そのため、あらゆるマイナスな影響をもたらすことなく現在の安定したインフレ率を維持する必要がある。”U Soe Theinは言った。
公式メディアによると2017~2018年の会計年度から1月5日にかけてミャンマーは32億円の貿易赤字に苦しんだ。その期間計139億円の輸入は計107億円の輸出を超えた。2016~2017年の会見年度の貿易赤字は55億円だった。その間、CBMはミャンマーのソブリン債券市場を深化することに取り組む。そのため、地方自治体の長期債券と証券が市場からのさらなる牽引を獲得する。
債券市場から生じた国債を使って地方自治体は財政赤字の大部分を埋め合わせることができるとすぐに、政府へ貸し付けに対するCBMへの圧力は減りうるだろう。計画では2020年までに、財政赤字のCBMの基本金を現在の30%から10%に減らす。現在では3年国債の表面利子率は9.5%、一方で1年証券の表面利子率は7.2%となっている。
(Myanmar times 2018年1月31日版 第6面より)