ミャンマーの株価指数は先週、全体的に低調な取引を記録して終了し、本年の第二週を450.14で終え、週を通じてほぼ5%の下落だった。期間中はミャンマー・ティラワSEZホールディングス(MTSH)の株式のみが目立った取引を見せた。同社は2017年9月30日までの6ヶ月間の業績を12月29日に発表し、売上高は前年同期比36%増の81億チャットだった。収益増にも関わらず、MTSHのその他の投資による利益減により、純利益は前年度比43%減の62億円であった。
しかし投資家は成長可能性を見ており、MTSHは報告書の中で、今年のSEZのゾーンBの第1開発段階から新たな収益の流れが生じると述べた。100ヘクタールにまたがる産業用地の今四半期の売上による強固な成長の達成を確信していると経営陣は語る。今週発表の政府の経済の高成長見通しにも関わらず、ヤンゴン証券取引所(YSX)の取引は低下した。Htin Kyaw首相は先週火曜日、ミャンマーのGDP成長率が2017年度は6.8%となる見通しであると語った。
ベンチャーキャピタルの関心
YSXでの取引は低迷しているものの、ベンチャーキャピタル(VC)は地元の新興企業に流入中だ。先週、出来て3年が経過のバス発券ソリューションソフトウェアサービス(Saas)プロバイダであるInnoveller Coは、ミャンマーのVC会社であるBOD Tech VenturesからシリーズA資金で6桁の金額を受け取った。Innovellerはミャンマー内の全ての主要なルートと110の目的地へのバスの座席を提供するデジタルプラットフォームだ。同社は月に約800,000席のバスチケットの販売を促進して、収益は月約60億チャットに達するとInnovellerの共同設立者のKyaw Kyaw Win氏は述べ、「バスチケット販売のためのオンラインプラットフォームの提供で従来の高速バスチケット発券を基本的にデジタル化した」と語った。
BOD Tech Venturesは、オンラインの旅行代理店Flymya.com、旅行ポータルのGo-Myanmar.com、モバイル教育プラットフォームのDedaaBox、ローカルコンテンツクリエイターMyanmar Online Creations、食品デリバリーの新会社Yangondoor2door、eコマースプラットフォームのshopmyar.comとLaundry.comに投資している。
2番目の地元テクノロジー企業のnexlabsもシンガポールのVC会社のVulpes Innovative Myanmar Investment Company(VIMIC)から6桁の資金注入を受けた。nexlabsはウェブやアプリの開発、ブランドとアイデンティティマネジメント、ソーシャルメディアマネジメント、市場調査などのデジタルサービスを提供し、その顧客にはシンガポール観光局、Wave Money、シティマートホールディングスなどを含む。
(Myanmar Times 2018年1月15日版 第8面より)