Excel KCミャンマー、YBS向けに決済サービスを提供

Excel KCミャンマーは、ヤンゴン・バスサービス(YBS)の全てのバスにヤンゴン・ペイメント・サービス(YPS)キャッシュレス決済システムを実施する入札を、ヤンゴン地方政府から今年獲得した。同社は、ヤンゴン地方政府がサービスを提供するために絞り込んだ他の2社を抑えて選ばれた。テンダー監督委員会は、プロジェクトに応募の計14社の精査と面談を実施後、AnyPay Payment Services Co、Asia Stamar Transport Intelligent Co.、およびExcel KC Myanmarを当該職種の候補の上位3企業に選出した。
勝者は予定より2日遅れて水曜日に発表された。この発表によると、政府はExcel KCミャンマーとの間の条件の議論の際に不便や不一致が生じた場合に契約を解約する可能性があり、当該契約は他の2社の候補企業のうちの1社に与えられる。
ヤンゴン地区のPhyo Min Thein議員は、旧来のMa Hta Tha輸送システムからYangon Bus Service(YBS)への昨年1月の切替後、プリペイドカードの使用を含む全てのバス運賃を支払うためのYPSの実施に重点を置く。
新しいYBSシステムの下で政府は全てのバスの車掌をキャッシュボックスに置き換えたものの、通勤客は現金の代わりに紙や損傷紙幣をボックスに投入してシステムを酷使した。新しいプリペイドカードシステムの導入によるこれらの問題の解決を政府は望んでいる。Phyo Min Thein氏によれば、プリペイドカードは、銀行との連携により、列車、水上タクシー、レストラン、スーパーマーケットで使用できるとのことで、カードから直接決済され、通勤客はマイル単位の距離に基づき請求される。「2月までにサービスを開始したいが、正確な時期は言えない。このカードは他の輸送手段やスーパーマーケットでも使用できることは間違いない」とヤンゴン地域運輸局(YRTA)の事務局長Maung Aung氏は述べた。
カード決済システムは国際的な国々では目新しくはないが、ミャンマーにおけるキャッシュレス移行の試みは初めてとなる。
(Myanmar Times 2018年1月12日版 第9面より)