Chit Lin Myaing社は、カレン州Lun Nyaにある様々な採石場で石を採掘し、管区を結ぶ高速道路建設のための骨材を生産する準備を行っている。しかし同社は、地元の承認を求めたり相談したりしなかったと、ある住民はミャンマータイムズに語った。
中国資本のChit Lin Myaing社は、採石場で生産を開始する承認を得て10月に現地当局との相互合意が締結されたと、影響を受けた村民に伝えた。
合意によると、影響を受けた地域の村民は各採石場の採掘ごとに2,000チャットの恩恵を受けることができ、生産は3年間行われる。合計130,000の採石場が、1年で採掘されるとSaw Thar Boe氏はいう。
しかし彼は、環境影響評価が実施されていないにも関わらず、大型機械が既に採石場に設置されていると指摘した。さらに、住民が調査する意図で採石場に非常に近づいた際、警告銃が発砲されたと彼は話す。
州政府は事業に目を瞑っている様に思うし、影響を受けた村民との協議を開始する努力をしていないと地元住民は話す。
Chit Lin Myaing社が実施する石材採掘活動は大規模事業であるため、ミャンマー投資委員会及び州政府に申請しなければならない。しかし、ネピドーのMICへの問い合わせで、事業が許可されていないことが判明したとSaw Thar Boe氏は付け加えた。
「私は書類を求めたが、彼らは提供できなかった」と彼はいう。
高速道路はKawkareikからEinduまで建設されるため、社会及び環境評価は建設プロセスで実施されるべきである。
しかし、事業関係者はまだ意図した活動の説明を通知していない。
石材生産現場の近くにあるKa Maw Po村では、巨大な岩が住宅の近くに落下した。一方、村の井戸が崩壊し、住宅に亀裂が入り機械は騒音を引き起こしている。
事業はまた、2007年から現地で仕事を提供しているLun Nyaでの既存の小規模採石場も妨害する可能性がある。
実際、いくつかの会社が2012年以来同地域付近の大規模産業事業を提案しているが、それらは全て却下または抗議されたりしてきた。これには、2012年のインド会社によるセメント工場の建設、2016年のLun Nya近くの採石場での採掘開始の試みが含まれている。
(Myanmar Times 2017年11月21日版 第7面より)