輸入車の新規則、2018年導入

月曜日に発表の自動車輸入監督管理委員会(Supervisory Committee for Motor Vehicles Importation)の新規則によると、左ハンドル車と2014年以降の製造車両のみが来年から輸入可能だ。新規則は連邦政府により承認されたと同委員会は発表した。新規則における輸入対象は、トラックやバスは2014年製以降の車両に限られる一方で、乗用車は2016年製以降の車両に限られる。新しいガイドラインでは2009年製以降のエンジンの輸入も許可された。2007年製以降の消防車や救急車は左ハンドル車であれば輸入可能だ。エクスカベーター(パワーショベル)、ブルドーザー、ホイールローダー、その他の大型機械といった重機の場合には製造から15年以下の経過年数の車両のみが輸入可能だ。来年からは左ハンドル車の輸入のみが許可されているが、ミャンマーのドライバーは右ハンドル車を好むため、自動車販売店は国内に輸入済みの右ハンドル車の価格の上昇に期待を寄せる。「私の知る限りでは顧客は左ハンドル車を好まず、右ハンドル車、特に日本製の品質しか信じていない」と自動車販売店のAung Than Win氏は述べた。同氏は、この新方針はエリートのみに有利に働き、一般の人々のニーズを考慮し損なったと述べた。日本車に比して低品質との認識から、ミャンマーの自動車利用者の大半は新車であっても中国製と韓国製を使用したくないと述べた。Sakura車販売センターのAung Naing Tunディレクターは、日産やスズキといった日本の自動車メーカーが製造する自家用車両の購入を奨励する方針を明らかにした。「しかし、価格が理由で、2014年製の左ハンドル新品モデルは誰にも手が届かない」と彼は語った。
(Myanmar Times 2017年10月18日版 第2面より)