ミャンマーのハンタワディ空港計画付近の地価が下落

政治の不確実性及び懐疑が将来のハンタワディ国際空港計画付近の土地の需要を冷やしていると現地不動産代理店は述べた。

韓国のインチョン国際空港会社がハンタワディの建設及び運営の契約を11億USドルで獲得した旨のニュースの公表後、バゴー管区の地価は2012年に10倍に急上昇した。公表前に当該地区の牧場の1エーカーは約50万チャット(510ドル)で売られていた。2年以内にエーカーの価格は2千万チャットから5千万チャットの間になった。その後状況は不振になる。

「ハンタワディ国際空港付近及びバゴー中の需要が低迷している」とギャラクシー不動産サービスのブローカーDaw Mya Mya Seinは述べた。

アウン不動産のKo Aung Myintは「不動産市場は国全体の至る所で低迷している。バゴーとハンタワディ付近では需要が低迷している。ミャンマー人と外国人投資家の両者とも選挙のため政治情勢を見ている。」と述べた。
予定されているハンタワディ空港は道路でヤンゴンまで1時間半離れた所にあり、1年間に1200万人の乗客を扱う能力が予定されている。しかし資金超過と取り扱い能力の不一致によりインチョンとの契約は終結し、新しく2014年10月にシンガポールのYongnam Holdings及び日本のJGC Corporationを含む合弁企業に対して14億5千万USドルの契約が付与された。

合弁企業は総契約額の49%を上限として日本政府から援助を受け、残りの資金を、民間融資から5億1千7百万USドル、本合弁企業から2億2千2百万USドルを支出する。

役人は2015年2月に、建設は来年には開始され、2020年には完成されなければならない述べた。
(Myanmar Times 2015年4月22日版 第9面より)