CBMによると、銀行は、金融リスク(ファイナンシャルエクスポージャー)を自己資金の20%までに制限しなければならない

国内銀行は、一個人、事業体に対して、自己資本金の20%より多くの金融リスクを取ることを認められなくなると7月11日、ミャンマー中央銀行(CMB)は述べた。
直ちに実施され、新しい規制は、ミャンマーの銀行水準を国際ベース2の水準と一致させることを目的としているとCBM取締役は、ミャンマータイムズに対して述べる。現在、国内銀行は、依然としてベース1で運営している。
ベース2は、金融機関に、運営により被るリスクをカバーするために十分な現金を維持することを要求する国際ビジネス水準である。
ベース1とベース2の大きな違いは、ベース2においては、必要とされる資本準備金を決定するにあたり、金融機関の資本信用リスクが含まれるという点である。
新しい規制は、国内銀行のリスクを減少させ、国内銀行分野において長期的に良いだろうと前CBM副総裁、Kanbawza銀行上級顧問のThan Lwin氏は述べる。
そのような制御なくしては、多額のローンがあった際、私達のリスクが高くなる。これは、国際水準に整合する良い規制である。
「しかし、べース1からベース2に移行することは、口で言うほど簡単ではない。データ収集、監査手続き等の多くの改革が必要になる」と彼は述べる。
新しい規制ではまた、国内銀行間において、確定された取引は無制限だが、未確定の取引は自己資金の100%までと明記されている。加えて、銀行の全体の大規模なエクスポージャーは、自己資金の8倍を超えてはならない。
一方、銀行は最低でも、常時20%の流動比率を維持しなければならないと明記している、2つ目の規制も7月7日に施行される。流動比率は、各銀行が、短期的債務義務を返済するために保持していなければならない最低準備金を設定するものである。
「すべての銀行は、日頃の流動比率を計算し、次週から週平均を報告しなければならない」と7月11日にCBMは述べた。
(Myanmar Times 2017年7月14日版 第8面より)