タクシー事業会社であるGrabとオンライン支払いのプラットフォームを運営するWave Moneyは、6月29日、ヤンゴンにて、タクシー事業におけるオンライン支払いを
提供する合意に署名した。
ミャンマーにおいて、初めてモバイルマネーのライセンスを取得したWave MoneyはGrabタクシーの運転手に対し、現金主体の支払いから、オンライン取引へ移行し、オンライン支払いを実施することに関する詳細な計画を有する。
「Grabタクシーの運転手に対して、私たちは、Wave Moneyアカウントで、料金を徴収しない。そのアカウントにお金を追加した後、彼らは、送金、モバイル携帯へのトップアップ、電気料金の支払い等、多くのことができる。」とWave MoneyのCEOであるBrand Jones氏は、述べる。
Wave Moneyは、Grabタクシーの運転手に対して、アカウントを提供し、運転手は、自身のアカウントに預金することができる。彼らは、簡単にヤンゴンにおける2000の代理店から日々の所得を引き出すことができる。
「Grabタクシーの運転手は、お金を管理することができ、銀行に行く必要がなく、時間を短縮できる。」
「運転手は、また、彼らがいくら得られるか確認できる。」と彼は述べる。
Grabwo利用するであろう顧客は、Wave Moneyを通して、簡単にタクシー料金を支払うことができる。
「Grab運転手は、より多くがスマートフォンを使用するようになっており、彼らは、お金をなくす心配をしなくてよくなった。」
「この合意は、Wave MoneyとGrab間における長期的な連携の最初の段階にある。さらに、顧客は、電子マネーを使用してGrabタクシーを利用することができる。」とGrabミャンマー支部長のAmart Sagar氏は述べる。
Grabアプリケーションは、ヤンゴンにおいて、2017年初めにタクシー事業を開始し、タクシ―の数が7月までに5000台に達することを望んでいる。
顧客は、Grabをルートで予約することができる。Grabは、正確なタクシー料金を示す。
固定料金モデルにより、顧客は、料金を交渉することなく、タクシーに乗車するおkとができる。
Wave Moneyは現在、顧客に対し、6月29日から7月12日の間においてプロモーションを実施している。Wave Moneyアカウントを利用する顧客は、プロモーション期間中コードを得ることができ、、このコードを使ってタクシーに乗車し、始めの3回を20%オフで利用することができる。
これは、顧客がコールセンターまたはFacebookのGrabサービスページを通して苦情を申し立てるための仕組みでもある。
Wave Moneyは、2016年8月にサービスを開始し、Telenorが51%、FMIが44%、Yoma Bankが5%を占める、ミャンマーにおける、9000の代理店と連携している。
昨年9月には、Telonor CEOであるLars Erik Tellmann氏は、モバイルの金銭事業は発展する潜在能力があると述べた。
「ミャンマーの人口における大多数が、銀行、モバイルマネーにより提供されるサービスにいまだ届かないものの、モバイルマネーは、事業が支払いをするのを助け、個人の送金を支援する。」
「私たちは、手頃な価格でのファイナンス分野を推進しつつ、貧困を緩和させるミャンマーの努力を支援することを目的に、Yoma Bankと合同して設立したプロジェクトであるWave Moneyを通して、モバイルマネー事業を提供する。」と彼は述べる。
Grabタクシーは、東南アジアにおける7つの国で運営している。Grabは、ミャンマーにおける、Uberとの二頭の国際タクシー会社である。
(Myanmar Times 2017年7月3日版 第7面より)