交通渋滞緩和のためのタクシー事業の中央集権化

ヤンゴン地域政府は、タクシ-は、タクシー事業者により管理されるという新たな計画を実施する予定であると、国の商業資本における交通渋滞を緩和するための入札にて、電気産業運輸省地域大臣であるDaw Nilar Kyaw氏は述べた。
大臣は、常時80,000台ものタクシーが道路を走っており、ヤンゴンの交通渋滞を悪化させていると述べる。
彼によると、それらのヤンゴンにおける80,000台のタクシーのうち、30,000台のみが「永続的なタクシー」として登録されおり、他方、30,000台が、私用乗用車からタクシーに転用されたものである。その他は、ヤンゴン以外の州や地域から来て、ヤンゴン市内で運営しているものである。
「ヤンゴンでは、とても多くのタクシーが走っている。その多すぎる数のため、私たちは、乗用車をシステム化し、それらを事業者の枠に入れる」と彼は述べる。
大臣は、ミャンマー全土において930,000台のタクシーが登録されており、その半分以上である500,000台はヤンゴンにてみられるという点に触れつつ、市街における公共交通機関を制限する必要性を強調する。
地域政府は、ヤンゴンにおける交通渋滞に対し、公共バスのアップグレードすること、中央制御センターから交通量を管理すること、国際的なタクシ-サービス会社の運営を許可すること等全ての分野から取り組んでいる。
制御センターは、市内タクシーの集中化した管理を実施し、道路スペースの効果的な活用を可能にする。
「私たちは、交通制御センターのみで交通渋滞を解決することはできない。私たちが直面している交通渋滞は、とても多くの要因によって引き起こされている。
公共交通機関のアップグレードは、多くの要因のうちの一つに過ぎない。しかし、もし公共交通インフラが効果的にアップグレードされたならば、誰もタクシーや私用車を利用しないだろう」と彼は付け加える。
ヤンゴン政府は、今年初め既に、この地域において、GrabとUberの2つの国際的なタクシーサービス会社へ許可を与えた。2つの国内会社、Hello Cab, Oway Rideもまた、商業資本で運営している。
政府は、通勤者が、現状の制限されたタクシー市場より、より便利に、手頃な価格で、タクシーサービス会社を利用できることを望む。
タクシ―を呼ぶのに携帯電話やコールセンターを利用する通勤者が増えることで、タクシーは、常時道路を走っている必要がなくなり、交通渋滞を減らすことに役立つ。
GrabやUberがヤンゴン市場に参入してきたものの、運賃を交渉しないといけないときでさえ、通常のタクシーを利用する方が、GrabやUberを利用するより、まだかなり安いため、ほとんどの人々は、道路でタクシーを拾っている。
タクシー運転手の中には、タクシーサービス事業者の参入を快く思わず、自由に運転したいと思っている者もいる。
「私は、運転したいときに、運転するつもりである。したくないときは、休憩する。いいだろう?」
「私は、コールセンターやサービス会社の制御の下で、働くことが良いとは思わない。だから、私は、どのタクシーサービス会社にも属したくはない。」とタクシー運転手であるMyo Myint氏は、述べる。
他のタクシー運転手は、ヤンゴンの全てのタクシーを、タクシー事業者とともに働かせることは、かなり困難かもしれないと述べる。
「私が聞いたところによると、政府は、タクシーを事業者の下に置く。
もし、彼らに計画があるならば、すべてのタクシーを含めなければならない。もしそうでないのならば、状況を管理することは、難しいだろう。」とノースダゴンタウンシップから来たKo Nay Han氏は、述べる。
(Myanmar Times 2017年6月22日版 第8面より)