商務省事務官のKhim Maung Lwin氏がミャンマータイムズに対し語ったことによると、種、肥料、病院設備、建築資材の外資ビジネスによる輸入が初めて認められる。また、そのミャンマー企業でない、外資企業が農業製品、建築資材を取引するための手続き、制限を緩和するための関連する省との交渉が、現在行われている。
これらの制限が緩和された場合、外国会社が市場に普及し、より、国内市場の競争が激しくなる。そして、そのような競争環境が、製品の質の向上を促すとされる。
現在、海を通じ、海路で輸入されたすべてのものは、一定の品質基準を満たしているか検査を受けている。しかし、故郷を超え陸路で密輸されるものもあるため、国内における製品の品質が良くないことに対する苦情も出ている。
「私たちは、農家の中での公正な競争をつくり出すことを目的とし、外国会社に対し取引を認める手続きを開始した。」
「結果として、リーズナブルな価格で高品質な製品が市場で容易に手に入ることになるだろう。」とKhim Maung Lwin氏は言う。
農業家畜灌漑省は、現在、市場における低品質の肥料や殺虫剤に対する、よりよう対策を打ち立てようと取り組んでいる。
「もし、商業省が、外国会社に対し、ミャンマー国内への製品の輸入を認めたならば、品質、価格の面でさらなる競争が図られるだろう。」
「もし、市場にて、さらなる競争が図られたならば、消費者はより多くの選択肢を持つことができ、商品をよりリーズナブルな値段で購入することができるようになるだろう。私たちは今、外国会社の輸入に関する許可を進めている。」と彼は付け加えている。
商業省は、農業灌漑省の助言の下、輸入を許可する。
「輸入品の要求リストは既に、各省に提出されており、もし許可が通ったならば、まもなく公表されるだろう」と彼は言う。
2015年外資とローカルによって設立された合弁事業は、肥料、種まき用の種、殺虫剤、病院設備の輸入を認められ、2016年には、建築資材も認められた。
この政策転換により、全ての外国会社が、肥料、種まき用の種、殺虫剤、病院設備、建築資材を輸入することを、はじめて認められることとなる。
(Myanmar Times 2017年5月18日版 第8面より)