現代の倉庫のため輸送ハードウェアのアップグレードが必要

Bonded Non-Resident Inventory Program (BNRI)
保税非居住者在庫プロブラム
半年以上待った後、大善はミャンマーで初めてティラワ特別経済特区管理委員会から保税非居住者在庫プログラムライセンスを受け取った企業となった。BNRIが導入される前は、登録された保税地区はなかった。保税地区は外国貨物の保管を許可し、例えば商業税と関税を支払う前の貨物を許可する。
より技術的なレベルでは、そのような貨物が国外に出荷または販売されるまで、関税や他の税金の支払い無しに外国供給者から貨物の一時保管に関連するフリーゾーンの倉庫で保管するための輸送中の貨物を意味する。
「世界中のどこでも保税地区はあるのに、ミャンマーはない」と矢部氏は語る。「それはミャンマーでは全く前例のないものである」。
他の部分は貨物の所有権である。外国会社はミャンマーで取引することができない。現在外国供給者が製品を流通させる方法は、現地パートナーと販売契約を結ぶことである。現地パートナーは輸入手続きと販売を処理する。
しかし、新しい計画では、外国供給者はミャンマーで保管されている自社製品をティラワSEZに直接輸入することができる。
ミャンマー市場に浸透することを望んでいる外国供給者にとって、同計画は貿易のためミャンマーに国内企業を設立する必要がないことを意味する。
「保税非居住者在庫プロブラムはゲームチェンジャーである」と矢部氏は強調する。
「ミャンマーで会社を設立するのは、規制やライセンスを得るため2カ月から3か月、最大6か月かかるため、容易ではない。そのため企業にとっては大きなプラスである」。
「全ての外国供給者は現在、顧客を見つける必要がある。彼らは会社登記、銀行口座の開設、現地事務所の開設などについて考える必要が無くなり、商品が顧客に販売されるまで関税を支払う必要がなくなる」。
既にミャンマーで現地販売店を持っている企業にとって同計画は、以前必要だった輸入手続きのための多くの時間を節約することができる。いくつかのケースでは、例えば1.5カ月から2カ月かかっていた手続きを3週間に短縮することが出来る。
しかし新しい計画と技術の到来にも関わらず、輸送ハードウェア物流業界を連れ去る準備ができていない。
Road tolls and congestion
道路通行料と渋滞
CEAプロジェクトミャンマーはエネルギー、石油、ガス、通信、産業開発に焦点を当てており、SEZでも公平な取り分を持っている。ミャンマーのCEA国責任者John Hamilton氏はインタビューで、道路通行料とインフラの両方が同国のセクターにとって大きな課題であるとミャンマータイムズに語った。
「道路通行料は私たちが働くアジアの国で遭遇するどこよりも高額である。ただ道路を走行するだけで最大1キロ340チャット、最大旅行費の35%が道路通行料である」。
「私たちは100%通行料に同意しているが、合理的に料金が道路の改善に使用されていることを確認する」と彼は述べ、橋が貨物トラックで国のいくつかの地域に入る際の制約要因となっていると付け加えた。橋の重量制限が低いため、貨物運搬能力が制限されている。
大善にとって、混雑は資産の非効率的使用に繋がっているという。
「失った時間のため、顧客から更に料金を請求することが避けられない」と矢部氏は述べ、「物流のサービスレベルは混雑から大きく制限される。物流会社はミャンマーで、顧客に時間通りの配達を約束することができない」。
(Myanmar Times2017年3月16日版 第8面より)