ミャンマーの水は気候変動と人口の増加という複合的なストレスに既にさらされおり、清潔な水を守るためには、国の政策によって保護される必要があるとの発言が、先日の議会において見られた。
法務・特務評価委員会は、水利資源管理のための国家的な規制を規定するために、Pyidaungsu Hluttawを訪れた。委員会のメンバーは、十分な量の飲料水の供給を将来にわたって確保するためには直ちに行動を起こす必要があると議員達に迫った。
「水資源の適切な管理と利用を確保するためには、国の水道法が制定されなければならない。まず、基本的な原則を確立した国の水政策を策定することが直ちに必要だ。」と委員会を代表してU Khin Maung Win議員(NLD Lanmadaw)が言った。
以前、国家規模の水政策がU Thein Sein大統領下で起草されていたところであったが、法務・特務評価委員会は、国の地域および州は、独自の水政策および法律を策定する権利を有すると述べた規定の除去を含めてこの政策の修正が必要であると考えている。
委員会は、水資源の管理を一元化し、政府の管理コストを相殺するために、工場や農業から水に対する税金を徴収すべきであると提唱した。立法委員会はミャンマーの水資源の悪化を防ぐために、国の領海と河川の明確な境界化と、鉱業や林業産業による水質汚職の撲滅を含む様々な措置を求めた。委員会は、同国の水資源が脅威にさらされていると述べた一方で、将来的に海外に水を輸出するという考え方を明らかにした。
「ミャンマーは水資源が豊富であるから、将来的には、他国が水不足に陥った際には水を輸出するべきだ。」と委員会は述べた。
少なくとも1人の下院議員が委員会の計画への支持を表明した。
「水資源が直面している問題は、土地資源と比較して重要ではない。しかし、ミャンマーの水資源がダメージを受け、時には不足していることも事実であり、適切な管理スキームによってこれらの資源を維持しようとする委員会の提案は適切である」とSagaing下院議員の U Myo Zaw Aung(NLD; Kawlin)氏は発言した。
Pidaungsu HluttawのMahn Win Khaing Than議長は、委員会の提案を政府に送ると発表した。
(ミャンマータイムズ2016年12月14日号第4面より)