ミャンマーの商務省は年末ラッシュに応じて自動車輸入を一時停止した

商務省の大臣タンミン氏によれば、商務省は来年に制限されるモデルを高騰した価格で売りたいと思い急増する人々に対応して、ほとんど全ての車の輸入を一時停止した。
11月30日発表された2017年の新しい自動車輸入政策は、新しく左ハンドルのモデルのみに輸入を制限する。古い車との交換なしに車を購入する者が2015年以降に製造された車しか購入できないのにも関わらず、古い車と交換に個人使用のために車を購入する者は、2011年製まで遡って車を輸入することができる。
トラックやバスなど旅客のための車は古い車でも輸入することができるが、全て車種で左ハンドルでなければらなない。
個人輸入規制は自動車産業界に怒りと同意が入り混じった感情を引き起こした。ある者は規制は車をもっと高いものにすると言う。なぜならそれは右ハンドルの日本の中古車を購入するという習慣の終わりであり、人々に新しいモデルの車を買うことを強いるからである。
他の者は右ハンドル車を禁じることは、ミャンマー人の命を救うことになるし、国内の道路上に多数ある古くなった中古車をゆっくり取り替えることに役立つ、と言う。
どの考えによるかに関係なく、新しい政策は明らかな市場機会を創出した。
多くの人々は「年が終わる前までに、彼らが集められる限りの(古い右ハンドル)車を集めている。」と商務省傘下の輸入自動車監督委員会のスポークスマンであるミンチョー氏は言う。「私の知る限りでは、彼らはその車を使うためではなく、転売しできる限りの利益で転売することを望んでいる。」
最も多くの要請は、輸入政策が最初に緩和されて数年でミャンマーの道路に溢れかえっている、日本からの中古車を輸入することである。地元の購入者は日本製の品質に高い信頼を寄せており、また安い定価を高く評価している。
匿名の輸入業者は新しい政策は、市民が彼らのIDを可能な限り多くの輸入許可を得たい人々に貸すという裏市場の繁栄を創出した。
結果として生じた輸入許可申請の真っただ中の12月13日、商務省は輸入車は彼ら自身の名前で申請しなければならず、他の者のIDカードを使用してはならないことを仕様なしに発表した。
しかし申請の急激な増加の継続に商務省は、新しい制限が有効となる来年1月1日まで、ほぼ全ての輸入を一時停止することを昨日決定した。
国内で最大級の車市場があるヤンゴンに輸入することは、完全にできなくなった。ネピドーの輸入業者は古い政策の下で未だ車を輸送することができるが、この場合彼らはそのために既に開設している口座を所有していなければならない。
車を輸入したいと思うものは全て、一度ミャンマー国営銀行で口座を開設する必要がある。そしてタンミン氏によれば、商務省は政府に車輸入のための口座開設を停止するように要請しているという。
「もし人々が既に口座を開設していれば、彼らは12月23日まで左か右ハンドルかを問わずに輸入を申請することができる。」と彼は言う。「そのあとは、全ての者は左ハンドル車だけを輸入できる。」
商務省が右ハンドル車を早々に禁止した主な理由は、輸入ラッシュによるドルに対するチャットが弱まりを止めるためである、と彼は言う。
商務省は道路の安全と事故の減少のため、数か月右ハンドル車を規制することを計画していた。しかしながら多くの人は、田舎においては右ハンドル車は未だ極めて重要な財産であろう、と言う。タンミン氏は政策を正すのは簡単な事ではない、と言う。
「我々は、ドルの交換レートをコントロールするのを助けるため限られた輸入許可を有する。しかし、そこには国の経済状況や車市場、交通安全、新しい車と中古車が混在することなど沢山のほかの複雑な要因があり、うまく対処することは難しい。」
ヨマフリートの総責任者アラン・ダビットソン氏は、右ハンドル車の安全性の問題に加えて、信頼の低さと過度の備品消費が原因で、古い中古車の速さを維持することは難しい、と言う。
(Myanmar Times 2016年12月20日 第8紙面より)