モン州セメント工場の外国人労働者の登録問題

Kyaikmaraw移民局は、現地移民当局に11人の同僚の到着報告を行わなかったとして、地区にいる5人の外国人をビザ規制違反で起訴した。
中国人4人、タイ人1人の合計5人の外国人は現在、モン州首都に隣接しているKyaikmaraw地区で建設中のセメント工場Mawlamyine Cement 社 (MCL)で雇用されている。MCLはタイに拠点を置くSiam Cement Group (SCG)の子会社であり、同工場は中国のCITIC重工業と協力して建設している。
Kyaikmaraw移民局によると被告人は、ホテルに到着してから24時間以内に、外国人は関連移民局で登録することに関する1948年外国人登録規則の3つの項―14条(1)(a)、14条(6)、18条(5)-に違反したとして起訴されている。
「外国人が国の規制や規則に違反した場合それはビザの条件に違反したことを意味し、その後外国人登録規則に関して起訴することができる」とKyaikmaraw移民局はいう。
「私たちはこれを真剣に受け止め、ミャンマーの全ての法律や規制を遵守するよう約束する」とMCL社長Wijit Terasarun氏はミャンマータイムズに語り、MCLは同問題でKyaikmaraw地区裁判所と協力していると話した。
MCLの主要請負業者CITICにより管理される下請業者の外国人労働者スタッフ11人は、この24時間窓口で関連当局に適切な報告を行わなかった」とミャンマータイムズに送られたCITICからの声明で読めた。何人もの外国人に対する登録規則の違反に対する起訴と11人の非ミャンマー国民が「適切な報告を行わなかった」というCITICの主張間の不透明性は、説明されなかった。
MCLは労働者が適切なビザ書類を持ってミャンマーに合法的に到着したことを確認しているが、MCLの請負業者は、MCL敷地内に住み現場で生活し永久的に働くため労働者の報告を行わなかった。報告要件は「ホテル管理者により行われる」としているが、外国人登録規則で「ホテル」は「寄宿舎、クラブ、ダク・バンガロー、休憩所、または同種の施設」と定義されている。
9月30日に行われたモン州政府当局との会議で、MCL役員は労働者の移住の歴史を説明した。
「私たちの理解では、問題が解決すれば労働者はビザの期限が切れるまでミャンマーに住み仕事を再開することができる。MCLはモン州当局と完全に協力しており、今後数週間も引き続き実施する予定である」とWijit 氏は述べた。
SCGウェブサイトによると、同社はセメント等の建築資材を20年以上ミャンマーに輸出しており、2013年にモン州で子会社工場の建設を開始した。タイ企業は、今年の運営開始が見込まれる同工場に4億米ドルの投資を行うという。
(Myanmar Times 2016年 10月7日版 第4面より)