ヤンゴンのタクシーシステムを形式化するための長年にわたる政府の試みが失敗した後、約2年前に運転手の訓練を取り入れメーターサービスを導入したHello Cabsは、同事業は市内運転手のより高い基準を求めている今日の通勤者から人気を博している。
2014年12月にHello Cabsサービスを開始したDagon Logistics社は、わずか100台のタクシーから開始した。Hello Cabsマーケティング部署のKathy氏によると、同サービスプロバイダーは500に成長し、メータータクシーに乗る1日当たり1200人以上の乗客に提供している。
「人々はメータータクシーの利用により関心を抱きだしている」と彼女はいう。「顧客からのフィードバックでは、多くが弊社運転手に満足しており、同事業が増加している理由である」。
10年近く政府は多くの場面で、首都にメータータクシーを導入しようと試みている。
初めは、運転手が容易に規則を破り顧客も交渉料金に賛成していたため上手くいかなかった。しかし、今週ミャンマータイムズの取材を受けた多くのタクシー運転手及び乗客は、追加費用は更なる快適さのために正当化されるメーターサービスとして、小さいながらも関心が高まっている。
Hello Cabsで登録されたタクシーはGPSを介して追跡されており、タクシーにはメーターが装備されている。運転手は会社で試験を受け、運転技術と自動車の状態の確認の対策を含めた基準を満たした場合のみ、サービスプロバイダーに加入することが出来る。
不満を持つ乗客は運転手で悪い経験をした場合Hello Cabsにフィードバックを提供することができる一方、運転手は乗客との最適なコミュニケーション方の指導、顧客サービス訓練の機会与えられている。
同社は予約料と運賃の割合で収入を得ている。それと引き換えに、同サービス事業を駆動し運転手の専門的基準を上げる。
「タクシー運転手は同社の基準を満たし、乗客が300チャットの予約料を支払ったらメンバーとなる」とKathy氏は述べた。「タクシー運転手は、Hello Cabsサービスで連絡した顧客からの支払いの割合を受ける」と彼女は述べ、サービスの割合の詳細を語ることを拒否した。
Hello Cabsの料金は1キロごとに250チャットで、待ち時間1分毎にプラス25チャットである。典型的な乗車は、最初の3キロ又は15分で1500チャットになるため、10キロ又30分の乗車で4000チャット、夜10時から朝5時までの間は料金に25%が追加される。
Kathy氏は、毎日の予約の大半は電話で来るが最近発表された携帯アプリでの予約も増えており、毎月サービスに加入する乗客は増えていると述べた。
外国報道機関の秘書Hnin Wut Yee氏は、メーターサービスは少し高いが、価値あるタクシー運転手はせわしない道路で降ろしたり脇道を回避するよりも、乗客が降りたいと思う場所で降ろすことを構わないと思っている。
「私たちはHello Cabs運転手に止まりたい所を伝えることができ、距離に応じていくらなのか監視することができる」と彼女はいう。「私はまた、他のタクシーだと確実でないエアコン付きのタクシーにいつも乗ることができる」。
ダゴン大学の生徒Nay Chi氏は、通常のタクシー運転手の粗野及び押しつけがましさから救われると歓迎している。
「私はたまに、何処に住んでいるか、何を専攻しているかなど多くの質問をしてくるタクシー運転手に直面する。それは非常に迷惑で、私をイライラさせる」と彼女は述べた。
より快適だと感じるものの、学生の予算では毎回メータータクシーに乗る余裕はないと彼女は述べた。
「だが私は、Hello CabsタクシーはGPSシステムで制御され安全であるため、夜に使用している」。
しかし誰もが納得している訳ではない。長年通常のタクシー運転手をしているSoe Min Myo氏は、交渉は業界の重要な部分であると語った。
「私は、ミャンマーの人々はメータータクシーを好まず、割安感のため値切ることを好むと思う」と彼は述べた。
安全性で言えば、両方の方法が機能するとSoe Min Myo氏は述べ、タクシー運転手は時間で乗客からの保護を非常に必要としていると述べた。
「一部の人が、運転手に応じてタクシーは安全でないと言うが、時々私は乗客との刑事事件問題に直面する」と彼は述べた。
ベテランのタクシー運転手は、業界の危険要素を解決するウィンウィンの関係があると信じている。
「メータータクシーは乗客にとって安全になるが、時々運転手に問題がありメータータクシーを使用することは安全とはならないだろう」と彼は指摘する。
「私たちはCCTVか同様の何かを設置する必要がある」。
ヤンゴンの渋滞する道で3年以上の経験を持つタクシー運転手Aung Min Min氏は、3か月前にHello Cabsに加入した。運転手は移動による特別な利益を求めているわけではなく、移行に関し消極的であった。
「私は更なる稼ぎを得ることが出来、伝統的な運転よりも良い」と彼は述べた。
仲間であるヤンゴンの運転手Thant Zin氏は、政府は同様のポイントで、再びメータータクシーに向かって後押しする可能性があると述べた。通常の運転手は、当局が運転手の賃金体系のシステム化を推し進める前に、都市に影響を与えるひどい渋滞問題に対処することを望んでいる。
「メーターがあることは渋滞のため、毎回良いわけではない」と彼はいう。「人々は価格に不満を抱くだろう」。
(Myanmar Times 2016年9月29日版 第8面より)