ミャンマー産業協会の代表Zaw Min Win氏は、9月17日の長引いた選挙の後、ミャンマー商工会議所連盟(UMFCCI)の新会長に就任した。
UMFCCIの前副会長Zaw Min Win氏は昨日ミャンマータイムズに対し、新しい役職では、最大の産業団体に現れてきた弱点に取り組み、ロビイストとして、投資政策などの重要なビジネス上の問題について、政府に対してメンバーの意見を届けると宣言した。
「私たちは、メンバーによりよいサービスを提供し、定期的な対話をもつため、また国家の経済政策に助言をするためにUMFCCI内の良い統治を行わなければならない」と彼は話す。「これらは、短期的に実施する主要な事項である」。
UMFCCIヤンゴン本部で開催された3年に1度の選挙の投票者総数は、3万人のメンバーのうち1134人であった。
約195人の候補者は、140人のメンバーでなる執行委員会の半数のポジションを競った。残りの半数は、異なる業界団体の代表に占められることになっている。
執行委員会はその後、会長及び7人の副会長を含む20人近いグループである管理委員会メンバーとも一致する58人の中央執行委員会メンバーを選出した。
外国の代表団の受け入れから、外国会社の現地パ―トナーへの紹介、経済政策についての政府へのロビー活動まで、UMFCCIはビジネスコミュニティーの強力な団体である。
Dagon International建設企業を設立した著名な実業家Win Aung氏は、5年間会長を務めた後、先週辞任した。
多くのメンバーが、国の最大規模の団体に若い勢力を吹き込むことを望み、選挙に向けて、派閥争いが現れ始めた。
新たに選出された執行委員会メンバーであるNay Lin Zin氏は、選挙結果は、保守派の復帰と見る者もいることを認めたが、リーダー達は、ビジネスを取り巻く環境に応じて変化することを余儀なくされるだろうと述べた。
「前体制では、上級職のほとんどが軍人と関係していたため、改革は困難であった」と彼は述べた。「彼らは過去の関係により、望んでいた通りに物事を変えることができなかった」。
執行委員会に若者が加わることで、UMFCCIに新しい活気が注入されるだろうと彼は述べた。
しかし、全ての人々が納得しているわけではない。
UMFCCIのメンバーであるNay Lin氏は、投票者のほとんどがZaw Min Win氏の業界団体から来ており、これは、これまでも、彼が強い立場にいたということを意味する。
ミャンマー・コメ連盟の上級職員Nay Lin氏は、選挙結果が上級地位に新しい勢力を入れることを望むと述べた。
「変化するときが来たと、人々はいう。しかし今回のケースにおいて、これは変化ではない」と彼は述べた。
(Myanmar Times 2016年9月19日版 第9面より)