ミャンマーの工場労働者6人、官民契約書の調査を要求

農業・家畜・灌漑省の農業機器工場で働く6人の工場労働者は、30年間の民間企業との仕事を保証した民間企業と省の契約書の調査を要求している。
Young Investment Group Industry (YIGI) 社は2013年に農業機器工場の建設、運営、省への移管を行う30年契約を政府と結んでいる。契約の一環として、38人の公務員がYIGI社に移った。
同サービスの3年後、YIGI社がこの労働者の一部を省に戻すことを決定したと、ミャンマー労働団体連盟(CTUM)の中央委員会メンバーでありヤンゴン管区仲裁委員会のメンバーでもある労働者代表Aung Kyaw Tun Naing Oo氏は述べた。
「私たちは命令に従い同社に移った」と昨日の記者会見で彼は語った。「私たちは、法律の外国サービス条件に基づく同省の命令により、30年間企業で働くことを認められている」。
YIGI工場管理委員会の会長Myint Thein氏は昨日ミャンマータイムズに、38人の労働者のうち32人は要請に従い政府部署に戻り、Aung Kyaw Tun Naing Ooが率いる6人の政府労働者はたったの3年間しか仕事が保証されなかったとして、契約の尊重に反すると主張している。
「私たちは働きたい」とAung Kyaw Tun Naing Oo氏は訴える。「私たちは保証がある仕事をしたい。30年間企業で働くよう省職員は私たちを配置した」。
彼はまた、省職員が発行した命令に対し政府に行動を取るよう要求し、命令が違法かどうか決定するよう求めている。
彼らは省に対し労働命令に関する説明を求めたが、回答はなかったと言う。
YIGI社職員は、農業機器部署は6人の労働者に対し、何度も元の職場に戻るよう求める文書を発行しているという。YIGI社職員によると、部署職員は彼らに戻るよう要請するため面会しているが、6人の労働者は法規に背いている。
「彼らは私たちの従業員でない」とYIGI社職員Myint Thein氏はいう。「彼らは政府職員である。彼らの所属する部署が政府労働者に対する付則に従い、彼らを呼び戻しているのだから、私たちは彼らを戻した」。
ミャンマータイムズが入手した命令書によると、38人の政府職員は政府職員に対する付則の外国サービス条件に応じ、1年間から30年間部署に関わらずYIGI社に移されている。
YIGI社職員によると、YIGI社はまた2013年の契約前に年金をもらい政府を退職していた元政府職員17人を解雇した。
これら労働者は工場規則に背き、新しい雇用契約書への署名を行わなかったとMyint Thein氏は話す。
しかし17人の労働者は補償を受けなかったという。彼らはほかの不満を持った6人の労働者と協力し、仕事への復帰と不満の解消を政府に求めている。
彼らは省と企業が不満の解決に取り組まない場合、労働組合員と協力して抗議することを計画しているとAung Kyaw Tun Naing Oo氏は述べた。
(Myanmar Times 2016年8月18日版 第2面より)