国内及び外国投資の承認を行う政府機関であるミャンマー投資委員会は、11人のメンバーを再選出したと昨日大統領府は発表した。
新委員会は計画金融省Kyaw Win大臣が議長を務める。商務省Than Myint大臣は副議長に就任し、旧政権下のMIC秘書官Aung Naing Oo氏は新委員会でも続投される。
他には天然資源・環境保全省、計画金融省、商務省の事務次官だけでなく司法長官Tun Tun Oo氏もメンバーである。
唯一の民間セクターの代表としてミャンマー商工会議所から1人、投資企業管理局から2人、更に元一般管理局局長もメンバーに就任した。
3月終わりの政権交代に伴う旧委員会が解散したことを受け、投資家はいつ新しい委員会が形成されるか不安を募らせていた。
MICは通常、数件の投資を検討、承認するために月に何度も会議を行うが、10週間以上活動していない。
通常では考えられないほどの多くの事業が承認された3月の最後の会議以降、外国企業や現地企業から提出されている提案書は約100件に上る。
中国の報道機関Xinhuaによると、そのほとんどが縫製工場、水産加工物工場だという。
投資申請と承認に関する方針と規則は、新政府の下で変更されないとAung Naing Oo秘書官は先週ミャンマータイムズに語っている。昨日はコメントを出していない。
外国投資法とミャンマー市民投資法を合わせたミャンマー投資法の草案によると、ミャンマー投資委員会は独立した機関となる予定だ。今のところ、大統領府直轄の機関である。
MICの独立に加えて、ミャンマー投資法によるビジネスの規制緩和と外国投資の増加の支援が期待されている。
2015―16年度の投資承認は94億米ドルを記録した。2010年以来最も高い数字である。このうち約40億米ドルは最終月に承認されている。
(Myanmar Times 2016年6月9日版 第9面より)