ミャンマーの新たな輸入税、車両価格を押し上げ

2016年6月1日以降車両価格が上昇しそうだと販売業者は警告する。この日から輸入業者は15%の税を支払わなければならず、これが消費者へ転化されると予想される。
輸入業者はヤンゴン、マンダレー、ネピドーの道路運輸局(RTAD)で車両の登録を行う際に、税を支払う。
「購入者は、販売者が既に価格を引き上げていることに気づいているかもしれない」とミャンマー自動車製造・販売協会の共同事務局長でありSakura自動車オークションセンターの社長Aung Naing Tun氏は述べた。
「ほとんどの人が租税回避のためにライセンス申請をRTADで行っている。また、価格が既に15-20ラック(150万チャットから200万チャット)上昇しているとも聞いた」という。
新しい規則は1.3リッターエンジンの車両には適用されないと、Wun Yan Kha自動車販売センターの社長Min Min Maung氏は述べた。
彼によると「私たちは現在も通常価格でこれらを販売している。しかしホンダのCRVやトヨタのランドクルーザーのような車は、最高400万チャットから500万チャット値上がりする見込みだ」そうだ。
税はスライド制で課されることとなっており、価値が3,000万チャットまでの自動車には15%、1億チャットまでは20%、1億チャット以上は30%が課される。
この新しい規則の適用除外として、「古自動車」プログラムのもと古い自動車と交換する目的で輸入された自動車や、政府が輸入した自動車、葬儀、消防活動、宗教団体、外交及び国連で使用される自動車が挙げられる。
「既に輸入済みの自動車で、6月に登録する自動車もこの規則が適用される」と商務省広報官Myint Cho氏は発表した。
Aung Naing Tun氏は、RTADは別の視点でこの規則を見て欲しいという。
「販売センターや購入者は、この新しい税を批判している。これにより自動車は更に高価なものになってしまう」。
(Myanmar Times 2016年5月24日版 第8面より)