MuseとMyawaddy国境で工業用品の輸入開始

昨年の終わり、当局により複数の国境ゲートで輸入規制が敷かれた後、膨大な産業機械や自動車の在庫が発生していたが、商務省職員によると、Muse とMyawaddy国境ゲートでの輸入が許可された。
違法に輸入された重機がHpakantの翡翠採鉱で使用され、命にかかわる地滑りを引き起こしたとする申し立てを受け、政府は2015年12月に車両及び機械を輸入するカチン州Kan Pike Tee 国境ゲートを閉鎖した。
MuseとMyawaddyの国境ゲートにおける規制は今年初めに始まった。リース会社や物流企業の数をみると、これはまた規制を受けない輸入の急激な増加にも影響している。輸入規制の結果、自動車や機械を提供することができなくなった企業もある。
しかしMuse及びMyawaddy国境ゲートの輸入ライセンスを持つ機械は現在、輸入が許可されていると、商務省の事務次官Khin Maung Lwin氏はミャンマータイムズに語った。
彼の話では、国境ゲートが開いたときに、輸入ライセンスを持っており輸入できる状態にある機械のみ国境を越えることができるようだ。商務省のデータによると、5月上旬の時点での許可待ちの機械等はMuseで8000台以上、Myawaddyでは約4600台ある。
輸入事業者は輸入ライセンスの受領から6ヶ月以内に機械の輸入を完了しなければならず、国境が閉鎖された昨年12月に発行されたライセンスは期限が切れる恐れがあるという。輸入ライセンスの期限が切れた場合、輸入業者は再度運輸省、税関、商務省による審査を受けライセンスを取得しなければならない。
Myawaddy国境取引協会はライセンスの再発行は5月1日から、5月31日までであると発表した。5月4日から5月6日の3日間で再発行ライセンスに基づく自動車や機械の輸入はMyawaddyで1933件、Museで452件であった。
Kan Pike Tee やTachieikといった国境ゲートでは依然として機械の輸入は許可されていないとKhin Maung Lwin氏は述べた。
ある物流会社の社長は、MuseとMyawaddyの国境が開かれたことは理解できるが、ライセンスを持つ機械に対してのみ開かれており、輸入ライセンスの取得が困難になっているという問題の解決には至っていないと語った。前政権はリース、物流企業が輸入できる自動車と機械を10種に制限し、輸入制限を強化した。新政権の下では規制緩和が期待される。
(Myanmar Times 2016年 5月12日版 第8面より)