Yoma Strategic、Dulwichカレッジ・ヤンゴンに1億米ドル投資

ヤンゴンに新たに設立されるインターナショナルスクールはYoma Strategic社から最大1億米ドルの融資を受ける予定だとDulwichカレッジ・インターナショナルの職員が昨日発表した。
同校は2つのキャンパスを用意する予定で、Dulwichカレッジ・インターナショナルが既に運営しているラインタヤー地区にあるパンラインインターナショナルスクールをこの一つに当て、Yoma社の大規模住宅開発地であるタンリンのスターシティに建設中の校舎で2017年に授業が開始される。
「本日私たちはスターシティ事業の入学受付を正式に開始した」とDulwichカレッジ・インターナショナルのCEO Christian Guertler氏は発表した。
「私たちは約1億ドルをかけこの大学を設立している。まずは500から800人の生徒を受けいれ、その後1400人の生徒が在籍できるようにしたい」と彼は述べた。
Yoma Strategic社は段階的に行われる投資の責任を負う。記者発表によると、同社は初期投資として3,000億米ドル以上を投入し、開発期間は今後2年続く。
同校は2歳から18歳までの生徒を受け入れる。設立代表者のDaryl Orchard氏は、同校は選抜制で、入学試験の結果と英語能力を重要な基準とする。
教師の雇用市場での競争も高まっている。Dulwichカレッジ・インターナショナルの設立者であり会長のFrasterWhite氏によると、国内で最高の教育を受けることは相応の金額を支払わなければならないことだという。
「授業料は国際市場に見合う高めの価格に設定される予定である。しかし私たちは特にこのミャンマーで奨学金制度を発展させたいと考えており、優秀な学生が学校に通えるようにしたい」と彼は語った。
ミャンマーの多くの人は、公立学校でさえ卒業するまで子どもを通わせることが難しく、ましてや私立の授業料はより難しく、この奨学金制度も十分ではないと考えられる。
Orchard氏は、将来学校の外国人生徒とミャンマー人生徒の割合を60対40としていく考えだ。
「私たちはイギリス式の私立学校スタイルの教育を行い、同時にミャンマー語とミャンマー文化の勉強の重要性も教育していく」と記者発表に記されている。
White氏によると、この教育で生徒が世界のトップクラスの大学に入学することが可能となる。近年、Dulwichカレッジ・北京の卒業生の10人に1人は米国のアイビーリーグに進学しているという。
同校は「建築現場でのヘビ」と一緒に人材確保、物流制約といったミャンマーでの学校建設の標準的課題に直面しているとWhite氏はいう。
しかしDulwichカレッジが海外で設立されるのは初めてではなく、ヤンゴンの運営企業は管区の指導者から支援を受けている。
Dulwichカレッジ・ヤンゴンは中国、韓国、シンガポールといった既存校に次ぐ10番目の国際学校となる。また、ミャンマーへの参入は、同校と国の関係を見ると特に印象が強くなるかもしれない。1948年に暗殺されたミャンマー独立後最初の外務大臣であるTin Tut氏は、Dulwich学校が母校と言われる。
「100年以上前、この国で非常に著名なTin Tut氏はDulwichの生徒だったことから、ミャンマーとの関係は一新するだろう」「彼はラグビー部に所属していた」とDulwichカレッジの政府対策の責任者Peter Riddell氏は述べた。
(Myanmar Times 2016年 4月27日版 第8面より)