韓国のWoori Finance Myanmar社は今年4支店において最低15億チャットの小規模融資を開始する計画であると同社部長のAung Swe Min氏は発表した。
マイクロファイナンスに特化した同社は昨年9月に営業を開始して以来、北オカラッパ、ミンガラドン地区に3つの支店を開設した。4つ目の支店が6月に、エーヤワディ管区Nyaunglaybinに開設される予定である。
ミャンマーのマイクロファイナンスは長年、国際非政府組織(NGO)とミャンマー農業開発銀行(MADB)が担ってきた。だがIFI職員によると同セクターの成長は早く、現在ライセンスを持つ国内外のマイクロファイナンス機関(MFI)は250社以上に上る。
日本企業のイオンクレジットサービス社やカンボジアのAcleda銀行のように、韓国産業銀行もまたマイクロファイナンスを行っている。
Woori Finance Myanmar社はミャンマーで営業を開始して以来、約10万チャットから20万チャットの幅で融資を行い、約5000家族に対し総額10億チャットを融資してきた。同社は個人への融資も行っているが、個人に融資しその家族が保証人となる家族融資が一般的である。
マイクロファイナンスローンの金利は30%と政府は規制しており、Woori Financeも同様の金利を請求する。
借手は融資に対し元金に金利を合わせ毎週返済しなければならない。20万チャットの融資を受けた場合、毎週元金の返済4,000チャットに加え600チャットの金利を支払うことになるとAung Swe Min氏は述べた。
Woori Finance社の融資の50%は、6か月以内に返済しなければならない。
Aung Swe Min氏は、Woori Finance Myanmar社は各地区の住民に見合った融資額を設定しており、それほど大きな負担にはならない簡単に返済可能な額の融資を行っていると語った。
Woori Finance 社は現在融資プランに加え5月に新しい融資の提供を始める計画である。このプランでは、6か月間で融資額の半額を返済するローンの借手が、融資額を増額させることが可能となる。
Woori銀行は2012年に代表オフィスを開設したが、まだ銀行ライセンスを持っていない。しかしAung Swe Min氏は、同行は融資額が大きくなれば、将来的に銀行ライセンスを申請し、マイクロファイナンス事業も拡大する予定であるという。
(Myanmar Times 2016年 4月5日版 第8面より)