ミャンマーの高額納税者リスト、支払い額上昇を示す

国営メディアで発表された最新の年次報告書によると、2015年度の企業の納税額は前年度よりも増加しており、輸出入業と銀行業が最も多く納めていた。
内国歳入局(IRD)は2014年に大規模納税者オフィスを設立し、多額の税を納める企業の名を公表している。
トップ納税法人の表彰式が2011年から毎年開かれており、歳入を生み出し、企業の責任を推進するよい方法として広く認識されるようになった。これに伴うもっともらしい公表は受賞者への祝い品である。
今年は、全国でガソリンスタンドを経営するDenko Tradingが最も多額の商業税を納め、Kanbawza銀行は今年の所得税納税者のトップであった。
国の大手企業の1つである軍営のUnion of Myanma Economic Holdings Limited(UMEHL)は子会社のMyawaddy銀行とともに、初めて商業税、収入税双方でトップ5入りを果たした。その取引の要であるMyawaddy Tradingは、所得税納税者リストの第4位に入った。
今年、Denko TradingとKanbawza銀行はそれぞれ、商業税で100億チャット以上、所得税で170億チャット以上という昨年の最高支払額を上回り、200億チャット以上を国に納めた。
「政府は過去3年間、軍営企業に納税の免除を認めなかった。UMEHLは多くの子会社を持ち、彼らの納税は歳入に大きく寄与している」とヤンゴンのIRD所長は述べた。
新政府の下、来年度には税の規則がさらに厳しくなるだろうと彼はいう。「国民はもはや、税を納めず事業をうまくやり通したり、物を購入したりすることはできなくなるだろう。車を購入する際にも、税金は支払わなければならない」と彼はいう。
高額納税者リストにあるほとんどの企業は大規模納税者オフィスの管轄下にあり、約500の大手企業及び複合企業が登録され、そのほか企業サークル税務署の管理下にある企業もある。
(Myanmar Times 2016年 3月22日版 第8面より)