獄中のミャンマーの弁護士、裁判所の失態証明を誓う

司法汚職を一人で訴え逮捕された農業者の法廷代理人であり元弁護士は、逮捕から約2年を経て、ようやく法廷に立つことが出来た。裁判は1月1日に開始した。
マンダレーの上級弁護人であるZaw Win氏は、地権問題を抱える農場経営者に無料法律相談を行い、評判を得た。しかし彼はPyin Oo Lwinで、裁判システムの低下を訴え立ち上がった2014年5月29日に、ライセンスをはく奪され逮捕された。彼は無許可の抗議活動を行い、暴動を扇動し、公共の安全を乱したとして起訴された。
裁判での発言においてZaw Win氏は、公然と発言できる場合にのみ法廷で宣誓証言すると述べた。裁判で真実を述べると誓うのであれば、知っていること、経験したことを話す義務があるという。
彼は、政府と司法長官に不正を知らせなければならないと感じたため、家族とキャリアを犠牲にし、裁判所の根強い贈賄の慣習を明らかにしたと発言した。人気を稼ごうと地方域及び管区裁判官に対する進物や寄付を行っており、その財源にするために下級職員に金銭の提供を求めるという町裁判官の一般的な問題を逸話として話した。この構造により、上官に休日出勤を強いられることは言うまでもなく給料が生活するには十分でないことから、裁判所の下級職員は賄賂を強制されている。
Zaw Win氏は、一人で抗議活動を行っており扇動の罪で起訴されたということは裁判所の失態の証明であり、大統領の命令無しに第505条(b)に基づく起訴できないはずであると主張した。
Zaw Win氏は1月8日に証言を行う予定である。Zaw Winの妻であるSan Ki Thar氏によると、この事件に関して50人以上の証言者がいる。
「彼らは司法機関の公平性の欠如に関する証拠を提出することができる」と彼女は述べた。「証人には、法律家の専門家だけでなく、現在起訴手続き中の元農場経営者もいる」。
(Myanmar Times 2016年1月5日版 第5面より)