ミャンマーで駆け出しの保険市場は2年前に開放されて以来、約40%の成長を見せている。
2013年に国営のミャンマー保険会社は、民間の市場への参入を認めて以来、その独占を放棄し、21の外資系保険会社がミャンマーに支店を設立した。
「外資系保険会社は月に1つの支店を開設している。これは、彼らがミャンマー保険市場に強い期待を抱いていることを示している」と、ヤンゴンでのMarsh 保険会社の支店の開設に際し副財務大臣U Maung Maung Thein氏は述べた。
「彼らはまだ営業を認められていないが、彼らの存在は、今後の保険市場の成長につながるものである」と副財務大臣は述べた。
彼らはスタッフを育成し、またミャンマーの保険市場の構築と発展の経験を共有している。
同大臣によると、40%のという数字は「保険企業が得た保険料を基礎に置いて計算されている。どの保険会社も少なくとも一か月当たり10億チャットの保険料を稼いでいる」そうだ。
また保険会社は、簡略化された請求方法を使用しこれ以上に払い出しを行っていると、彼は付け加えた。
コンピューター化や良いスタッフの育成、迅速な払い出しによって、新たな市場は人気を博したと彼は述べた。
「多くの人が保険料を支払っている。企業は自社製品を宣伝し、スタッフが積極的に働くよう奨励しており、これは大幅な改善と市場の拡大に繋がっている」。
現地民間保険企業と競合している3つの日系保険会社は、特別経済特区での運営を許可されており、火災保険を含めた4つのタイプの補償範囲を提供している。
ミャンマー保険の社長U Aye Min Thein氏によると、外国企業がミャンマーの保険企業と提携する場合、売上高の10%を再保険しなければならない。
さらに、ライセンス料として30,000米ドルを支払い、毎月10,000米ドルを支払わなければならない。
U Maung Maung Thein氏は、「この提携は国営のミャンマー保険会社を支援している」と述べた。
「私たちは、10%は提携先にとって許容範囲内の数字だと考えており、外資系企業は国営保険会社との提携により信頼を増すことができる」。
ミャンマー保険と提携しているMarsh Singapore社の最高経営責任者Martin South氏は、「中国、日本、韓国や他の国の企業がミャンマーに参入する場合、私たちは彼らがここで事業を行うための支援を行うつもりだ」と述べた。
「我々の世界に広がるネットワークにミャンマーを参入させることも可能である」。
(Myanmar Times 2015年 11月10日版 第13面より)