Hilton、ヤンゴンのホテル事業でCrown Advancedと契約

国際ホテルチェーンのHilton Worldwideは現地複合企業のCrown Advanced建設と、ヤンゴン中心地のホテルを運営する契約を締結する準備を行っていると、ミャンマー企業の代表はミャンマータイムズに述べた。
このニュースは、ヤンゴンのダウンタウンのセンターポイントタワーに300室を有するホテルの運営について、2013年3月にタイに拠点を置くLP HoldingsとHilton Worldwideが契約を交わしてから2年も経ったあとに発表された。同事業は困難に陥っていると伝えられており、依然として完了していない。
Crown Advanced 建設の取締役Siao Siによると、ヤンゴン中心地のTimes Cityと呼ばれる4,000億チャット(3億2,400万米ドル)の複合建設の一部として新しいホテルは建設される。「我々のホテルのオペレーターはHiltonになるだろう」と彼は述べた。「私たちはまだ契約に署名していないが、ほぼ決定している」。
2013年にミャンマーに参入したHilton Worldwideは、これから2年間の間にオープンするマンダレー、インレー湖、バガンのホテルだけでなく、既に開業しているネピドーとガパリの2つのホテルを含めた5つのホテルを管理している現地企業Eden Groupと契約を既に結んでいる。
Hiltonの広報担当者は、企業の方針によってコメントを出すことは出来ないが、Hiltonはミャンマーに対してコミットしており、同国での存在感を拡大する機会を探していると述べた。
Times Cityでの新しいホテルは、ヤンゴンで建設される最初の複合事業の一部となる。ヤンゴン開発委員会(YCDC)により所有されている、Kamaryut地区の10エーカーの場所に位置している。
「この場所は元々中古車販売の市場であったが、2012年にYCDCがこの土地を開発したいとしていた」とSiao氏は述べた。「地域が開発された後、中古車販売の市場としての役割は依然として保持されなければならない-約80,000㎡は中古車販売の人々に使用される」。
事業は2つのオフィスタワー、5つ星ホテル、最高級のコンドミニアム260ユニット、37の店舗、Yatanar Mallと呼ばれる宝石モールと14階建の中古車ビジネスセンターを含む10の建物からなる予定である。
「2013年末に現場の建設は開始され、来年末までに主要な建築を完成させることを目標としている」とSiao氏は述べた。
コンドミニアムとオフィスのユニットは、1平方フィート当たり300米ドルが平均価格であり、住居ユニットはオフィススペースよりわずかに安い、と彼は加えた。Siao氏によると、土地は自由保有権によるものである。
コンドミニアムユニットの大半は購入され、店舗の100%は現地のビジネス関係者に売れたとSiao氏は述べた。「私は、店舗とコンドミニアムが売れて嬉しい」と彼は述べ、オフィススペースは多国籍企業をターゲットとしているが、オフィススペース購入に関する既存の法律は明確ではなく、見込み客にとって難しくさせていると述べた。
事業の請負業者のほとんどは組織内の業者であり、中国の建築家に設計を任せていると彼は述べた。
エスカレーターとエレベーターの導入については、Jardin Schindlerが採用されている。
Crown AdvancedはMinyekyawswarコンドミニアムと呼ばれるヤンゴンの一戸建ての最高級住宅を建設しており、A1 GroupのSky Condとシンガポール系のGP Companyの68 Residenceを含めた注目度の高い事業を業者として請け負っている。
現地複合企業のWaminn Groupにより開発されているSanchaung Garden ResidenceとManawhari Commercial Complexの双方でも建設を請け負っている。
Crown Advancedは、ミャンマー北部の多くの道路と、エーヤワディ川を横切り、またインド―ミャンマー―タイの3国間の高速道路の一部をなすPakokkuにある同国最長の橋を含む、いくつかの橋を建設してきた。
更にヤンゴンで2つの橋を建設している。-Hlaing川を横切るBayintnaung橋と、Siao氏によると2か月以内に開通予定である、DawbonをThingangtunとつなぐNgamoeyeik橋である。
(Myanmar Times 2015年 8月6日版 第9面より)