来月開始される新しい規則に従い、ディベロッパーは、既存の構造からさらに間隔を空けて、新しい建物を建設する必要がある。
請負業者は、アパートのためのスペースが圧迫されると述べ、多くの規則が急速に変更されることへの不満があるものの、この規則は、論争を減らし、エアコンのユニット用に余地を残すための試みであると、規則の草案者は述べた。
ヤンゴン開発委員会(YCDC)により発表された新しい規則によると、2015年9月1日から、基本的に2,400平方フィートの土地に新しく8階建ての建物を建設する場合、現在は1フィートである既存の建物とのスペースを、3フィート離す必要がある。
「これまで既存の建物との間を1フィート離さなければならなかったが、これはディベロッパーと住民の間での衝突を起こしている」とYCDCの建設エンジニア部の部長U Than Htayは述べた。
職員によると、3フィート離すことで、エアコンなどの室外機の設置が可能になるとして決定された。いくつかの建設事業は、建物が隣接しているため、近隣の建物を妨害していると彼は述べた。
「3フィート離すことで快適になり争いが解決すると思ったため、9月1日に開始する規則を変更した」。
8階以上の建物は、高層建築事業の品質管理委員会の権限範囲のため、このルールは、8階建てまでの建物に適用される。
また、新しい制限はすべての事業に適用されるわけではない。ダウンタウンの混雑した6地区と、基準となる2,400平方フィートよりも土地の規模が小さい事業は免除される。既に許可を得ている事業も免除の対象となる。
この概念は正論ではあるが、実際には破綻しており、規則と規制は頻繁に変更されていると請負業者は述べた。
「この新しい規則は良いものだが、YCDCは常に規則と規制を年ベースで変更するので、許可を取得することが請負業者にとって困難である」とAsia Construction社の支店長U Yan Aungは述べた。「私はこの新しい規則が着実に定着することを望む」。
規則は、権限を有する担当者が、責務やYCDC許可を取得するための複雑な取り組みを変更したときに、あわせて変更になる傾向にある。安定した規則と規制がないと、市内の建物にばらつきが出る。
建物間の間隔を広げるといった規則の変更の際に生じる住民の不満には対応していると、YCDC職員は反論した。
基準となっている2,400平方フィートは一般的に広くはないので、3フィートの間隔を空けるということは、即ち小さなアパートを意味すると、U Yan Aungは加えた。
「小規模なアパート用の土地は、販売するのが難しく、利益を多く生まない」と彼は述べた。「しかしYCDCは来月から施行される規則を変更しており、建設セクターが痛手を被るとしても、我々は従わないといけない」。
ヤンゴンのダウンタウンは、スペースをとらない植民地時代の技術者によって設計されているため、規則から除外されると、YCDCシニア技術者のDaw Tin Tin Kyiは述べた。
建物間での火災の避難口として機能する窓がないため、正しく位置している建物は、火災の場合により安全である。
(Myanmar Times 2015年8月6日版 第8面より)