タクシー運転手、「渋滞と雨が運賃を上げている」

最初はバスだった。現在は、ヤンゴンのタクシー運転手が、渋滞及び豪雨を理由に運賃を上げていることに乗客は不満を述べている。
ヤンゴンの交通監督機関は、無節操なバス車掌が渋滞及び豪雨の夜に乗客に追加料金を要求したことを先週明らかにした。マ・タ・タの議長であるU Hla Aungは、同委員会が受け取るお客からの不満で最もよくあるのは過剰料金であると述べた。
2014年の10月からマ・タ・タが、少なくとも名目上は監督しているタクシーでも同じことが起きている、と述べている。
「運転手はメーターを使うより乗客との料金の交渉を好むので、我々はタクシー料金を規制することができない。乗客が運転手が提示した料金に合意した場合に、そのタクシーを利用している」とU Hla Aungは述べ、乗客は「適切な」料金を請求すべきで、それは運転手が損をする結果にはならないと述べた。
しかし、乗客は合意以外の選択肢がないことがあると思う。
「南オカラッパ地区のバエリ橋の近くでは、道路建設が原因でひどい渋滞が起きている。ほとんどのタクシーはそこに行くのを断る。追加で1000チャットから1500チャット支払えば、合意してくれることもある」と北ダゴン地区に住むMa Thazinは述べた。
タクシー運転手はまた、目的地が浸水している場合、乗客と運賃交渉するうえで優位に立っているようだ。
「雨のとき私たちはタクシーに頼るが、それはお金を多く持っているという意味ではない。家に早く帰りたいだけである。運転手は優位に立つが、それは間違っていると思う」とカマユッ地区のKo Zaw Htunは述べた。
また伝えられるところ、ダウンタンにある有名な高校に行くことに合意した場合は、運転手は渋滞の懸念も入れて高い運賃を要求している。
タクシー運転手は、1日の収入額を引き下げることになる渋滞がより広がっているので、料金を引き上げることは必要だと述べた。
「私は以前よりお金を多く要求している」と一人のタクシー運転手は述べた。「私が要求した金額を乗客がくれた時は、よりお金を稼げる。乗客が値下げ交渉する場合、以前の金額より低い場合には行かないようにしている。それで全体としてより多くのお金を稼ぐことができる」
運賃をつり上げる習慣は、行先が豪雨で洪水の対象となる可能性が高かったり、渋滞がひどいことを知っている運転手の中で蔓延している。
乗客は、このような習慣が制度化することを恐れている。
「最初、彼らは少しだけ高く要求していたが、さらに高く要求し始めている。私たちは最短ルートを知っていて、いくらかかるのかも知っている。ただ、私たちはタクシーが必要なので、要求される金額を支払わざるをえない」と南オカラッパ地区のKo Maung Myoは述べた。
Phay Phay May May社は、2週間前、適正なタクシー運賃の情報を提供するタクシーコールセンターを導入することを発表し、今月末に開始する。
「このシステムでは、会社はルートを調査し、適正な料金を設定する。ただ、運転手がそれに合意する必要がある」とU Hla Aungは述べた。
(Myanmar Times 2915年6月9日版 第8面より)