Zingo Myanmarは投資家の関心を集め世界市場を目指す

オーラルヘルスケア製品Zingoを扱うシンガポールのKO Shwe Ventures社は、ミャンマーで製品を発売するために、海外投資家から35万ドルのシード期の資金を調達したと発表した。
Zingoは噛みたばこやキンマの実を使用した場合の問題に対処するため特別に設計された一連の口腔ヘルスケア製品である。ミャンマーでは人口の約40%がキンマの実を噛み、そのうち40%以上の使用者がキンマの過剰摂取による口腔過敏症及び炎症を経験していると報告されている。また、90%の使用者により歯の汚れが報告されている。
3年に及ぶ研究、開発、及び臨床試験を行ったZingoは、自社製品は高品質、低コストであり日常使用のために作られたものだという。それは短期間で過敏症を軽減し、歯の汚れを防ぐものである。
2018年に発売された、Zingoチューインガムとうがい薬は、1,000のキンマ販売店で販売された。 新たな資金で、Ko Shwe社は現在、Zingoをアジア太平洋地域の他の地域で発売し、この地域の6億人のユーザーをターゲットにしている。
関心のある投資家は中国、アメリカ、ヨーロッパ、そしてオーストラリアから押し寄せている。
40人のチームを率いているKo Shwe社の創設者であるSam Glatman氏は、この投資によってミャンマー及びその他の国でZingoの販売加速が可能になり、さらに製品開発に資金を投入できるようになると述べる。
Glatman氏はまた、ミャンマーで操業を開始したMako Seafood社を設立した。しかし彼はKo Shwe社の経営に専念するため辞任した。
シード投資家の一人であるSam Bool氏は、Zingoが他のベンチャー企業と同様の方法で事業を拡大できると確信していると述べる。彼はオーストラリアと東南アジアでUberの立ち上げに投資した。
Zingo Myanmarは、昨年12月にフランスミャンマー商工会議所(CCIフランスミャンマー)が主催したYoung Entrepreneurs Awards 2018のイノベーション賞を受賞した。
(Myanmar Times 2019年1月18日版 第7面より)