シャン州の水力発電事業、続行が許可される

電力エネルギー省(MOEE)は先週、シャン州北部のMoemeikタウン付近Shweli川でのShweli-3水力発電事業続行のための通知を発行した。
同通知は、MOEE、フランスに拠点を置くÉlectricité de France S.A (EDF)、丸紅コーポレーション、ミャンマーAyeyar Hinthar社の社員の間で署名された。
同開発は、政府が電力発電事業への民間セクターの参入を許可する準備を行っていることを意味すると、MOEEのWin Khaing大臣は述べた。
それぞれの政府機関からの承認を得るため、引き続き交渉を行う必要がある。
エネルギー事業はパリ協定に従い進められ、政府と外国人投資家間の協力の促進が必要であるとWin Khaing氏は話す。
パリ協定は2020年に開始される温室効果ガス排出削減、適応、財政に対処する、気候変動に関する国連枠組み条約内での協定である。
「事業の発展に関与する全ての当事者は現地の伝統及び文化に従い、尊重し、法を順守する必要がある。ダムは段階的にShweli川に建設され、国の天然資源を有効的に活用し、保護する必要がある」と彼は述べた。
Shweli-3事業は国の地方に電力を供給する重要な戦略の一部であり、社会保障及び経済発展の向上を確実に支援するだろうとWin Khaing氏は述べた。
Shweli-3は、約60,000世帯に電力を供給するのに十分な671メガワットの電力を生産することが出来る水力発電である。
これは、600メガワットを生産するShweli-1事業に加わる予定である。別の事業である520メガワットのShweli-2も将来計画されている。
Shweli川での3つの水力発電事業は合計で1,791メガワットの電力を生産し、2025-26年にはミャンマーで必要とされる電力の8,000-10,000メガワットの一部を供給することになる。
(Myanmar Times 2018年9月10日版 第4面より)